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2007年1月

人に教える難しさ○

 『奈良県の小学校の校長先生が、4年の男子生徒が給食のご飯を丸めて教室の天井にほうり投げて悪ふざけをしていたと担任の先生から聞き、翌朝、校門前でその生徒を見つけると、ほおをつかんでお尻をたたいて叱った。生徒は倒れた際にひざなどをすりむき、1週間欠席した。昼休みに生徒のけがに気づいた校長先生は生徒を家まで送り、夕方に再度生徒宅を訪れ家族に謝罪した。後日、奈良県の教育委員会はこの校長先生を戒告処分とした。』 という記事を読みました。皆さんはどう感じましたか?

 私は、校長先生は戒告処分を受けるような悪いことはしていない、むしろ担任まかせにせず、生徒ひとりひとりを大事にする素晴らしい先生であると感じました。「体罰はいけない」これは当然のことです。でも、幼い頃、若い頃は身体的な接触により、強く自分の心に刻みつけなければいけない時があります。

 「良いことは良い」「悪いことは悪い」言葉でなく、悪いことをしたら罰を受けるということを身体で知る、それが必要なときがあると思います。校長先生が戒告処分となったことで、その生徒は、叱られた自分は悪くない、校長先生が悪いという間違った認識をしてしまうでしょう。

 子供はしつけ次第で、良くもなり、悪くもなります。私は高校時代、原付バイクでヘルメットをかぶらず(その頃はまだ任意)に走行中、出会い頭で車と接触し、幸い軽傷で済みましたが、駆けつけた父親にヘルメットのことを指摘され、運ばれた病院で思いっきり平手打ちをされました。父の心配する気持ちが左ほほから伝わってきたのを覚えています。それ以来、20数年バイクに乗り続けていますが、どんなに近い距離でもヘルメットをしっかりかぶるようにしています。

 私は、自分が必要と判断したら、そうすることが子供のためと思ったら、心で泣きながらでも自分の愛娘のお尻でもなんでも叩こうと思います。

キリカエスイッチ○

 毎週木曜日の夜は、空手道の稽古の指導にあたっています。稽古中も身体は動かしますが、指導することを第一においているので自分の稽古にはなりません。午後9時稽古終了後の約30分ほどが自分の時間ということになります。

 この時間を、ほとんど形稽古に費やします。心と身体をひとつにし集中して真剣に形を行うと、たった一回やっただけでも、冬でもしっかり汗をかきます。この瞬間は、仕事のことも、かわいい愛娘達のことさえも忘れ、形稽古に没頭します。誰かの為じゃなく、自分の意思のみで自分の身体を動かしている、心身がちゃんと連携して自分の身体を成しているという感覚は、自分を原点に帰らせてくれます。まさに武道は「動く禅」だなぁと実感する瞬間です。

 悩みやストレスがあったとしても、それを一瞬忘れさせてくれるスイッチになるのです。その後、悩んでいたことやストレスに感じていたことを思い出しても、冷静に考えることができ、たいしたことでない、解決できる問題だと思えたりします。

 みなさんは、自分の頭を切り替えるスイッチとなる何かを持っていますか?"TVゲーム!"とか気晴らしに"お酒!"という方には、何か身体を使うことをおすすめします。真向法なんかも意外にいいかもしれませんよ。

いっしょけんめい!○

 先日、以前ブログに書いた体格の良い男性がいらっしゃいました。今回はとくに肩こりが気になるとの事。肩周辺のほぐしに入って、強さの加減を聞くと、「強くも痛くもない、だけど効く感じがする。」との返事。よかったと思っていると、「今までの人はたいてい汗をびっしょりかきながら一所懸命押したり揉んだりしてたけど、先生はそんな風に見えない。涼しい顔をしてやっている。ここのやり方はどういうものなのか。」と聞かれました。

 私のおこなっている整体では、よく肘に近い尺骨部分を使ってほぐしを行います。ここに体重をかけて様々な体の部位を押圧するのです。肩や腕の力をほとんど使うことがないので、体力的に疲れる事なく汗もほとんどかきません。腕力を使って施術をおこなう事はとても体力の要ることで、自然と意識も自分の内に集中してしまいます。これでもかっ!てグイグイ押していく内に患者さんの身体のことも忘れ自分の一所懸命さにひたって、気付いたときには揉み返し。自分も疲れるし、これじゃあ誰もいい思いはしませんね。

 整体教室でテクニックを習うとき、患者さん役になってくれている人の気持ち、身体の状態をつねに考えていますか?習ったことをおこなうのに精一杯で嫌な思い、痛い思いをさせていませんか?これって結構、テクニックを覚えることより重要なことかも知れませんよ。

 ちなみに、この患者さんは頚椎にズレがみられたので、首の筋肉のほぐしの後、矯正をおこない、とても楽になられて帰られました。

これでまた納豆が買える!○

 先日、ある女性の患者さんとこんな会話がありました。

患者:「先生、納豆を食べるとやせるって知ってる?」

私 :「脂質と一緒に摂ってる動物性たんぱく質を大豆のような植物性 たんぱく質に置き換えれば確かにやせますよ。」

患者:「そうじゃなくて、いつもの食事に納豆だけ増やすのよ。TV番組で放送してたわよ。」

私 :「すみません、その時間はTV見れないんで。でもそれじゃあ、単純に納豆のカロリー分だけ過剰摂取になるだけではないですか?」

患者:「それでも、食べるだけでやせるていうんでバカ売れ状態、今納豆が品薄なのよ。私もこれから納豆買いに行かなくっちゃ。」

私 :「にわかには、信じがたいですが、それだけ日本中で試されれば、おのずと結果がわかるでしょう。」

 ほぼ、毎日納豆を食べている納豆ファンの私にとって、納豆に注目が集まるのはうれしい事ですが、納豆が手に入りづらい状態が続き、困っていました。しかし今日の新聞に大きく、「納豆でやせるデータ捏造」と出ていました。これで、納豆フィーバーも収まり、また気軽に納豆が買える平穏な日々が戻ってくることでしょう。

 「何か特定の食品を食べるだけで極端にやせる」もし、それが事実なら、その食品は、重大な健康被害につながるおそれのあるものだろうと思うのです。納豆はそんな食品ではありません。大豆イソフラボンや、ナットウキナーゼなどを含むとても健康に良い食品です。

 また、やせる事は必ずしも良い面ばかりではありません。筋力トレーニングやストレッチなどの筋肉へ刺激も一切せずやせる時は、脂肪とともに筋肉もやせ細っていく時です。筋肉量の低下は基礎代謝の低下を招き、風邪などひきやすい弱い身体になってしまうのです。あなたは、そんなにまでしてやせたいですか?

 過ぎたるは及ばざるが如し。何事も中庸が一番です。

交通違反○

 通勤時(今日は遅い出勤でした)、いつも通る40km制限の道路でスピード違反の検問をしていて、すでに何人か捕まっていたようでした。たぶん、つかまった人は、「ついてないなぁ。」「なんで自分が・・・」などと愚痴をこぼしていることでしょう。

 でも、交通違反をする人はいつも何らかの違反をしながら運転しています。スピード違反、一時停止違反、信号無視(黄色から赤になる際の進入)、携帯電話をかけながらの運転などが多いでしょうか?ですが、その自分たちの危険行為には気づいていません。

 私は原付2種で通勤していますが、40km制限のこの道路を50kmくらい(これも違反ですね)で走行しても、後ろから車にどんどん抜かされ、時には風でバランスを崩し、危ない目にあったりもします。交通違反を繰り返し、ヒヤリとする瞬間やハッとする瞬間を繰り返す内にいつか事故を起こすのです。事故を起こしてからでは遅いとみんな分かっているのに、日々の交通違反はやめられないというのは不思議というよりおかしいですね。

 患者さんの中には「昔、整体で痛い目にあった」「あるマッサージ店で受けた後の揉み返しがつらかった」などと、話してくれる方がいらっしゃいます。もし、あなたが患者さんに少々痛い思いをさせても効き目があればいいという考えをもっているなら、いつか患者さんの身体を痛めてしまうでしょう。

 事故が起きてからでは遅いのです。自分の中に、患者さんが安全に、安心して施術を受けられるルールを持っておくべきです。

生活音○

 仕事が遅くなると帰宅時には子供たちはすでに寝ています。寝ている時や、ましてこれから寝付こうとしている時など、ドアの開閉から部屋の移動、荷物の片付けなど他の部屋の音がつい気になってしまいます。ですから遅い帰りの時はできるだけ音を立てないように気をつけています。

 音を立てないコツは、モノに対して優しくなることです。もう少し付け加えれば、自分がする動作の始めと終わりにほんの少し気をつけることです。何も考えずにドアをガバッと開ける・スリッパでパタパタ歩く・荷物をドサッと置くなどは大きい音がすると同時に少しずつモノがいたんでいってるのです。それに気分も落ち着けません。モノに優しくなることで自分の中にゆとりが生まれます。周りがよく見えてきます。

 整体師の仕事は、人の身体を見て、触れる仕事です。その人全体がよく見えて、優しく触れなければいけません。生活音が大きい人は、そのままでは整体師として成功するのは難しいでしょう。でも、気をつけていれば誰でも変わることはできます。

 初めは少しわずらわしいかも知れませんが、次第にそれが普通になってきます。

ソフトに、しっかり○

 先日、体重100kg以上の体格の良い男性がいらっしゃいました。肩こりも腰痛も背中のコリも気になるとのこと。ひととおり施術を終え、「いかがですか?」と聞いたところ、「ここはずいぶんソフトだねえ。受けてて気持ちよかったよ。」とのお言葉をいただきました。

 というのも、今まで受けてきた整体やマッサージは、グイグイ・ゴリゴリ・バキバキととにかく力いっぱいやられるのでその場で痛いか、あとでつらい揉み返しが来るかだったそうです。これはいったいどういうことでしょう?

 体格の良い人に対して、いつも以上の力を込めないと通用しないという先入観が働いていると思います。そうすると肩に力が入り、余計な力を使って施術するのでやりづらくなる、それをまた力でカバーしようとする、という悪循環に陥ります。その状態ではすでに患者さんを大事にするという意識はありません。自分の世界に入りきっています。

 誰に対しても平常心で、患者さんの身体を第一に考え施術するという姿勢を忘れずにいたいものです。

信用と信頼○

 不二家が消費期限切れの牛乳を使用した等の一連の記事には本当に驚きました。誰もがあの「明治乳業」の件を思い出していることでしょう。あの一件を他山の石として教訓にしてこなかったのでしょうか?

 これで、不二家と不二家の商品への信用と信頼は全くなくなってしまいました。工場の中は、消費者からは見えません。だからこそ、企業は商品の品質・安全性を信用してもらうために徹底した品質管理を行います。ひとつひとつの商品を信用して購入してもらい、その企業を信頼してもらい、また次の商品を購入してもらう。この連鎖を不二家は自ら断ち切ってしまいました。とても残念なことです。

 これは整体でも同じ。患者さんからの信頼は一朝一夕にはかちとれません。喜んで次の予約を取ってくれる、また、すっかりよくなれば他の人を紹介してくれる、こういった信頼は1回1回の施術を大切にしていないと生まれては来ません。1回でも不快な思いをさせてしまえば、もう2度目はないでしょう。

 患者さんは不快な状態を何とかして欲しくてきているのだから、当然のことです。

気づき○

 先日、JRに乗ったのですが、車中で転がる空き缶、シート下のビニール袋が目に付きました。ホームの中のゴミ箱の減少も手伝ってか、とくに武蔵野線は多いのではないかと感じます。昔は人の捨てたゴミなど気にも留めませんでしたが、いつの頃からか気になって、周囲のゴミは拾ってから目的駅で下車し、ゴミ箱のある所まで(ホームにない駅もある)持っていくようになりました。

 日常の中で、小さな事に気づき、実行していく。「気づき」は整体師にとって必須な要素です。患者さんが「肩!」「腰!」と言ったからそこだけ施術するのでは、十分な整体とは言えません。こちらから患者さんの身体からの訴えに気づいてあげないといけないのです。

 普段、自分の身の周りに無頓着な人が患者さんの小さな変化に気づいてあげられるわけがありません。ですから、ゴミや吸いがらをポイ捨てするような人は絶対に整体師を目指してはいけないでしょう。たぶん目指さないとは思いますが・・・

【初ブログ】 感謝の気持ち○

 今年からブログを書いてみることにしました。いろんな方に読んでいただき、様々な感想を持っていただければと思います。つたない文を書き連ねますが、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

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 今朝、5才娘が誕生日は何を買ってくれるの?と聞いてきました。クリスマス・お正月とイベント続きで、少しいい気になってるかなぁと思い、ちょっとイジワルをしたくなって、こう言いました。  「してもらう事が当たり前と思っている子には、何もあげません。」  「いつも感謝の気持ち、ありがとうの心を忘れちゃだめだよ。」 って。  

 本人がどのくらいピンと来たのかはわかりませんが、何だか言ってた自分の方がピンと来るものがありました。患者さんが施術後に、お金を支払うのを当たり前と思ってはいけない。その対価に見合う施術をできたかどうかを最終的に判断するのは患者さんです。

 だから患者さんが正当な対価としてお金を支払ってくれたときは感謝の気持ちを忘れないこと。

 忙しいときはなおさらですね。

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