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2020年11月

手段の目的化・目的の手段化

 『手段の目的化』とは主に、元来ある目的を実現するために手段を選択したはずなのに、気づいたらその手段の実行自体が目的化してしまうことを指します。あまりいい意味に使われませんね。ただ私はそれが必ずしもマイナスだとは思っていないのです。

 先日、日本空手道会館にて、全空連の公認全国組手審判員の新規審査会が行われ、私は5回目の挑戦でやっと合格することが出来ました。2015年4月に越香会傘下の空手クラブを発足したのを契機に、公認五段位と全国組手審判員の資格取得を自分の目標に課すことにしました。双方ともなかなかの難関で自分には縁遠いとあきらめていたのですが、生徒達に自分の努力する姿、挑戦する姿を見せないといけないなと思い、決意した次第です。

 公認五段位は2018年に合格することが出来たのですが、その年もその翌年も全国審判員の方は落ちてしまいました。技量不足よりもメンタル面の弱さを痛感しました。今年は、コロナ禍の影響でほとんど大会が行われず、審判講習会もありませんでした。思い起こせば、メンタルに関しては、緊急事態宣言中を始めとして、今年はかなり鍛えられたと思います。本当にしんどい一年でした。審査会当日、あまり緊張せず、ポジティブなイメージで臨めたのは、こういった面もあるかと思います。

 そこでタイトルと本文の関係ですが、そもそもなぜ審判の資格が必要かというと、最新ルールの把握や、審判目線で試合を見ることが、良質な指導につながると考えているからです。つまり地区資格から全国資格へのスキルアップは、空手道指導のための手段なのです。しかし、全国審判に合格するため努力を費やすのに夢中になると、合格すること自体が目的化しやすくなります。ここは気をつけなければなりませんね。

 資格は取ることが目的ではなく、その資格を用いて何をするかに注力しないといけません。これは整体でも同じです。整体の学校に入って、入ったら修了証、認定証をもらうためにがんばるわけですが、最終的にはその資格を得て、自分は何をしたいのか、開業したいのか、どこかに就職したいのか、ボランティアに活用していきたいのか、それを明確にし、それに向けて進まないとただの自己満足に終わってしまいます。

 ここで言いたいことは、単に手段が目的化することがいけないということではありません。目的化するくらい努力するのはむしろ素晴らしいことです。手段の目的化が起こるなら、目的の手段化もまた、可能なのではないでしょうか。目的を達成したのなら、手に入れたものを手段とし、新たな目標を設定すればいいのです。

 目標を設定し、目的に向けて努力する。その目的を達成してもそれで終わりではありません。その目的ですら、自分の人生を豊かにする、充実した一生を送るという最終目標の手段にしか過ぎないのですから。

 

 

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