背中のこりの原因は?病院にかかった方がいい違和感についても解説

背中は首、肩、腰がつながった広い範囲の部分で、全体的なこりが生じることもあります。

背中の違和感の種類によっては病気の可能性もあるため、注意が必要です。

この記事では、背中のこりの原因と、考えられる病気や対処方法について解説しますので、参考にしてください。

 

背中のこりとは?

こりで代表的なのは、首こりや肩こりですが、背中のこりというものもあります。背中全体が重く、動かしづらいなら、背中がこっているサインです。

背中のこりは範囲が広く、首や肩、腰すべてがこっている状態を指します。背中のこりが長く続くと、頭痛や吐き気、食欲不振などの不調につながる場合もあります。

 

背中と自律神経の関係性

肩から背中にかけての位置には、僧帽筋や広背筋、脊柱起立筋の3つの筋肉があります。

この筋肉がこると、背中全体に不調感があらわれます。筋肉の緊張状態が続くと神経も圧迫され、自律神経にも影響をおよぼします。

自律神経は一つひとつの背骨の間から出ているので、姿勢の悪さなども自律神経を乱す原因となり、注意が必要です。

 

背中のこりの原因は?

背中のこりはどうして起こるのでしょうか?ここでは、以下の3つの原因を解説します。

 

  • 姿勢の悪さ
  • ストレス
  • 睡眠不足

 

姿勢の悪さ

背中の筋肉は、体の筋肉の中でも常に緊張状態が続きやすい部分です。

腕は足や力を使う瞬間と休む瞬間がありますが、背骨は常に直立の姿勢を保つために、フル稼働しています。

 

背中が完全に脱力できるのは、寝ているときだけともいわれています。

そこで、猫背などの悪い姿勢が習慣になっていると背骨のS字カーブが崩れ、より筋肉に大きな負担がかかることで、背中のこりが生じやすくなります。

 

ストレス

背骨の周辺には自律神経が通っており、ストレスによって自律神経のうち交感神経が過剰に反応すると血管が収縮して血行不良になります。

また、脳がストレスを感じると、その情報は運動神経にも伝達され、自律神経と同様に筋肉を緊張させる働きをします。

このような神経の作用があるため、ストレスも背中のこりの原因のひとつです。

 

睡眠不足

寝ている間は背中の筋肉に垂直の重力がかからないため、背中を休めることができます。

睡眠不足だと背中の筋肉が休まらず、こりやすくなります。

 

また、睡眠時間はとれていても寝姿勢が悪いと筋肉の負担が増し、こりの原因となるでしょう。

背中がこり固まっていると寝姿勢も悪くなり、睡眠の質も悪くなるというように、さらなる悪循環に陥る場合もあります。

 

背中の違和感で病院にかかった方がいい場合は?

背中に違和感がある場合、何かの病気の症状の一部である可能性も考えられます。背中の症状が出る場合がある病気の例は、以下のとおりです。

 

  • 肺炎
  • 肺結核
  • 気管支炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 肝炎
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 大動脈瘤など

 

病気が原因の場合、背中の特定の位置にピンポイントで痛みがあることが多いです。

また、発熱や咳など、他の症状が伴う場合は病気が考えられますので、早めに病院を受診しましょう。

 

大きな病気ではない場合の背中のこりの解消方法

大きな病気が原因ではない場合、背中のこりは日常のケアで緩和できます。ここでは、以下の4つのオススメの方法を紹介します。

 

  • ストレッチ
  • 湯船に浸かる
  • 運動
  • 整体院

 

ストレッチ

背骨や肩甲骨周りの筋肉をほぐすストレッチは、背中のこりに効果があります。

ストレッチにはリラックス効果だけでなく、体幹を鍛える効果もあります。

 

基礎代謝の向上や内臓機能の活性化にも期待でき、全身の健康に役立つでしょう。

休憩時間に背伸びの姿勢をとるだけでも、少しのストレッチ効果が得られます。

 

湯船に浸かる

湯船に浸かりゆっくりと体を温めると、全身の血流がよくなり、リラックス効果が得られます。

また、お湯の中に入ると浮力作用が働き、筋肉や関節の緊張がほぐれます。

 

入浴は、40度程度の程よい温度で、10分以上時間をかけて入るのがオススメです。

ゆっくりと時間をかけて深部体温を上げることで、熱を体外に逃しにくく、血行のよい状態を長く保てます。

 

運動

運動には、弱った筋肉を強化し血行をよくする効果があります。

背筋を鍛えるトレーニングのほか、ウォーキングなどの軽い運動にも効果があります。

弱った状態の筋肉を突然動かすと、痛みにつながる可能性もあるため、緩やかな運動がオススメです。

 

整体院

背中は、自分ではケアしにくい部分でもあります。筋肉のこりや体の歪みが原因の背中のこりは、整体院の施術で緩和できます。

整体院では、こりの原因となっている姿勢や生活習慣などについてもアドバイスをもらえるため、こりの悪循環を断ち切り根本解決することにつながるかもしれません。

 

まとめ

背中のこりは、姿勢の悪さ、ストレスや睡眠不足などが原因で起こります。

背中にピンポイントな痛みがある場合は、他の病気も疑われますので、早めに病院を受診しましょう。

病気が原因でない場合は、生活習慣や姿勢の改善によってこりを緩和できます。

 

「あさひ整体センター」では、姿勢矯正メニューをご用意しています。

問診や視診を中心に診立てをおこない、体の状態やこれからの手順をしっかり説明した後に、施術に入る流れです。

背中のこりにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

2024年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31