常に前のめりになったような姿勢の猫背は、見た目の悪さ以外にも、多くのデメリットがあります。
最悪の場合は圧迫骨折のリスクを高める可能性もあるので、放置せずに矯正しましょう。
本記事では、猫背による3大デメリットを詳しく解説し、改善方法もご紹介します。
猫背のデメリット①:見た目が悪くなる
猫背のデメリットとしてとくに目立つのは、見た目の悪さです。
暗い雰囲気に見られがちなだけでなく、太りやすさなどにも影響が出るため、美容のためにも改善を試みましょう。
元気がなさそうに見える
体が丸まっているせいで、元気がなさそうに見えてしまいます。
シャキっと胸を張っている人と比べて暗く見えるため、周囲に与える印象がよくありません。
太りやすくなる
猫背の人は体が圧迫されやすくなるため、血流が悪化します。
さらに、骨盤や内臓の位置がずれると胃腸の働きも弱くなり、代謝が悪化して太りやすくなる点にも要注意です。
美容に悪影響が出る場合もある
その他にも、以下のような悪影響が出る場合もあります。
<猫背による美容への悪影響>
・バストが下がりやすくなる
・身長が低く見える
・顔のシワやたるみが際立ちやすくなる
とくに女性にとっては重大なデメリットなので、改善を目指すといいでしょう。
猫背のデメリット②:体に不調が出やすくなる
猫背は見た目だけでなく、体全体にも悪影響をおよぼします。
心身ともにダメージを受ける可能性があるため、体へのリスクについても知っておきましょう。
首や肩がこりやすくなる
首や肩がこりやすい場合、その原因が猫背にあるかもしれません。
猫背により前傾姿勢になると、首や肩の筋肉が引っ張られてしまい、筋肉が疲労しやすくなるためです。
自律神経が乱れやすくなる
首や肩に負担をかけた結果、首の骨にある脳幹を痛める恐れがあります。
脳幹は自律神経を調整する機能をもつため、脳幹にダメージがおよぶと自律神経が乱れ、倦怠感や不眠などの症状を引き起こすかもしれません。
圧迫骨折などのリスクを高める可能性がある
猫背を放置した結果、圧迫骨折などの重大なけがを招くリスクを高める可能性があります。
猫背のまま長く過ごしていると、脊椎が大きく曲がって負担がかかり、くしゃみなどの小さな衝撃でも圧迫骨折を起こしやすくなるのです。
猫背のデメリット③:運動能力が落ちる場合がある
運動能力が落ちる場合があることも、猫背のデメリットです。
大人だけでなく、子どもの成長にも悪影響をおよぼす問題ですから、老若男女を問わず猫背を改善させましょう。
スポーツが上達しにくくなる
猫背の人は、スポーツが上達しにくくなります。
たとえばゴルフで上手にスイングするためには姿勢の美しさが重要で、体が曲がっているときれいなスイングプレーンを作れません。
水泳でもストリームラインが崩れやすく、水への抵抗が増して、速く泳ぎにくくなってしまいます。
酸素が不足しがちになる
猫背の人は胸部が圧迫されやすく、肺が膨らみにくいため、酸素が不足しがちです。
マラソンやサッカー、バスケットボールといった持久力が必要なスポーツで、ハンディキャップが生まれやすいこともデメリットになります。
猫背を改善する3つの方法
猫背を改善する方法は、大きく3つにわかれます。
意識の変化やトレーニングである程度改善できる場合もありますが、すでに大きく歪んでいる場合は、それだけでは効率よく改善させられません。
整体を受けることも考えながら、3つの改善策を試しましょう。
①正しい姿勢を保つように意識する
正しい姿勢を保つよう意識することが第一です。座っているときも歩いているときも、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。
頬杖をついたり、足を組んだりすると猫背になりやすいため、これらの体勢を避けるよう意識することも大切です。
②筋肉をつける
猫背は筋肉にとって楽な姿勢です。猫背を続けているうちに、お腹周りや背中の筋肉が衰えるため、正しい姿勢を意識しても維持しにくくなります。
そのため、正しい姿勢を保つよう意識するだけでなく、筋トレも加えると、より効果的です。
③整体を受ける
すでに背中が大きく歪んでいる場合、意識づけや筋トレだけで猫背の改善を目指すのは困難です。
根本的かつ効率よく猫背から脱却したいならば、整体を受けましょう。
整体では体の歪んでいる箇所と原因を見つけたうえで筋肉をほぐし、理想的なバランスへと整えられます。
まとめ
猫背によるデメリットは、見た目の悪さだけではありません。
全身の不調を生んだり、スポーツがしにくい体になったりする可能性もあるため、男性・女性、大人・子どもを問わず、素早く改善を目指しましょう。
「あさひ整体センター」では、猫背矯正(姿勢矯正)に力を入れています。
姿勢の改善とともに、背中や腰の痛みが楽になったとおっしゃる患者さんもおられます。
猫背になりかけの方も、猫背を長年放置したせいで体に不調があらわれている方も、まずは当院にご相談ください。