骨盤は左右や前後にズレることがあり、このせいで見た目や体調にあらゆる悪影響をおよぼします。
それでは、そもそも骨盤はどうしてズレてしまうのでしょうか。
本記事では、骨盤がズレる原因を解説し、骨盤のズレを自分で確認する方法や、有効な予防法を詳しく紹介します。
骨盤がズレる5つの原因
骨盤がズレる原因は、大きく5つあります。
ちょっとしたくせが原因で骨盤にズレが生じることもあるため、まずは骨盤がズレる原因を知っておきましょう。
日常生活に悪いくせがある
日常生活に悪いくせがあると、骨盤がズレる場合があります。特に以下のようなくせには要注意です。
<骨盤のズレを引き起こしやすい日常生活のくせ>
- 足を組んで座ることが多い
- 頬杖をつくことが多い
- 眠るときはうつ伏せになる
- いつも同じ手でカバンを持っている
足を組んだり、頬杖をついたりすると、体がねじれて骨盤が左右のどちらかにズレてしまうことがあります。
眠るときも同様で、無意識のうちに息をしやすいように左右に体をねじることが多いため注意しましょう。
また、カバンを持つ手が同じだと、左右のうち一方に負担がかかり、骨盤が沈み込んでズレる恐れがあります。
前のめりになるなど普段の姿勢が悪い
パソコンやスマホを操作するときに前のめりになることが多い人は、骨盤がズレて猫背になりやすいため注意しましょう。
また、どちらか一方に重心を傾けて立つくせがある人も、骨盤のバランスを崩しやすいため要注意です。
けがをした箇所をかばっている
けがをした箇所をかばって歩いた結果、骨盤がズレることもあります。
けがをした場合は無理に歩かず、完治してからリハビリをおこないましょう。
筋肉が不足している
筋肉が不足すると、正しい姿勢を維持するのが難しくなります。
体のバランスをとるために骨盤が動かざるを得なくなり、負担がかかってズレることもあるのです。
妊娠・出産を経験した
妊娠すると、子宮が大きくなることで内臓の位置が変化し、これが骨盤のズレを引き起こすことがあります。
特に出産直後は体型が急激に変化するため、骨盤のズレが起こりやすい状態です。
骨盤のズレを自分で確認する方法
骨盤が大きくズレると、腰痛や肩こりなどの自覚症状が出がちですが、ズレの範囲が狭い場合は自覚症状がほとんどありません。
骨盤のズレが少なくても、ズレの有無を自分で確認できる方法を2つご紹介します。
足踏みをしてどの方向に移動するか確認する
足踏みをして、骨盤のズレをチェックする方法です。
<チェック方法>
- 仕切り線を用意して、中心部分に両足をそろえて立つ
- 目を閉じてその場で50回足踏みをする
- 仕切り線から移動した方法をチェックする
仕切り線を基準にして、体が動いた方向に向かって骨盤にズレが生じている可能性があります。
鏡の前に立って姿勢を確認する
鏡の前に背筋を伸ばして立ち、姿勢を確認する方法です。
<チェック方法>
- 全身が映る鏡の前にまっすぐ立つ
- 左右の肩の位置をチェックする
簡易的な方法ですが、リラックスした状態で立って肩の位置を見ることで、左右へのズレをチェックできます。
骨盤のズレを予防する方法
骨盤のズレを予防する方法を3つご紹介します。
異常を感じた場合や、自力での改善が難しいと感じた場合は、すぐに整体院で検査・施術を受けましょう。
①悪いくせがある場合は無くす
先述した悪いくせがある場合は、意識的にくせを無くして予防しましょう。
また、できるだけ長い時間を正しい姿勢で過ごすことも大切です。
膝立ちをした際の、胸やお腹が張り出した状態が正しい姿勢になります。
②筋力トレーニングをする
ある程度の筋肉がついていないと、姿勢を直そうとしても正しい位置で固定できず、すぐに悪い姿勢に戻ってしまいます。
腹筋や背筋、体幹のトレーニングをすることも、骨盤のズレを予防するうえで有効です。
③異常を感じたらすぐに整体を受ける
骨盤に関する異常を感じたら、なるべく早く整体院で施術を受けることをオススメします。
整体院では自分では気付けない軽微な骨盤のズレを確認することも可能です。
すぐにズレを矯正するための施術を受けられますし、再発させないためのアドバイスも受けられます。
まとめ
骨盤は、前後や左右にズレることがあります。
これが原因で、足の長さが短く見えるなど見た目に悪影響がおよんだり、腰痛や肩こりといったトラブルに発展したりすることもあるため要注意です。
異常を感じたり、不安を覚えたりした場合は、整体院で骨盤の状態をチェックしましょう。
「あさひ整体センター」では、お腹や筋肉をほぐし、骨格を調整して体のバランスを整えています。
エビデンスに基づいた施術をおこなっており、骨盤のズレも効率よく改善できる可能性があります。
骨盤に関する異常を感じた場合は、ぜひ細かな検査と施術をおこなえる当院にお越しください。