モチベーション!

 先日、某報道番組で、MLBシアトルマリナーズのイチロー選手が、インタビューを受けていました。その中で、7年連続シーズン200本安打をはじめとする輝かしい記録を次々と築き上げてきたことについて、イチロー選手は、「記録を達成するという意識は、もちろん自分のモチベーションを上げる大きな要素になっている。しかし、自分の一番のモチベーションになっているものは、『野球が好き』だということ。」という主旨のことを言っていました。  野球が好きである気持ちが自分の中に在り続ける限り、たとえシーズン200本安打の記録が途絶えたとしてもそれは大きな問題ではなく、すぐ次のモチベーションとなるものが見つかるだろう、というのです。  番組を観て、私はこの人はなんて野球が好きなんだろう、あらためて思い知らされました。年俸も、記録も、ひょっとしたらメジャーのユニフォームでさえ、『野球が好き』『野球がしたい』ということのおまけなんじゃないかと思ってしまいます。  プロスポーツ選手や、芸術・芸能などを職業にしている人を見ると、「自分の好きなことで仕事が出来てうらやましい。」と思いがちですが、自分が好きで趣味で行うのと、それを仕事として行うのとでは、次元がまったく違います。たとえば、趣味は自分の為ですが、仕事となると、お客さんや会社、スポンサーなど他人の為にしなくてはなりません。「今日は気が乗らないから休む。」などというわけにはいかないのです。  好きであるはずのことが、仕事になった途端、苦痛になる、いつのまにかストレスになっていたという話しは珍しくありません。趣味ならばストレス解消になるはずなのに、それが仕事となればストレスの原因になってしまう。おかしな話しですね。  それがイチロー選手ほどの選手になれば、試合にかかるプレッシャーは相当なものだろうと思います。調子の悪い時も打席に立ち続けなければいけませんし、試合後でも、いつどこで、マスコミやファンが見ているか分かりません。「野球が好き」とか、「野球を楽しむ」なんて余裕を持てるとは到底思えないのです。  しかし、イチロー選手は、『野球が好き』ということを絶対的なモチベーションと位置づけました。とてもシンプルで分かりやすいものですが、誰にでも出来ることではありません。この人にとっては、オフシーズンの休みでさえ、「好きな野球を長く続ける為のしかたのない休み」なのかと思えてきます。  「好きこそものの上手なれ」  一流のプロ中のプロこそが、実践していることなのかもしれませんね。 ~:~:~:~:~:~:~  私もこの整体という仕事が大好きです。患者さんの利便性の為ということもありますが、何より自分自身がこの仕事が好きなので、外せない用事があるとき以外は休まない『不定休』というかたちをとっています。今、整体を習っているみなさん、「自分は整体(を人に施すの)が大好き!」と胸を張って言えますか? ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す[emoji:e-365] blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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