伊達選手のすごさ

伊達が第1シード中村破り4強 [2008年5月2日日刊スポーツ] <女子テニス:カンガルー杯国際オープン>◇2日◇岐阜・長良川テニスプラザ  クルム伊達公子(フリー)はシングルス準々決勝で世界ランキング80位・日本ランキング3位で第1シードの中村藍子(ニッケ)を7-6、4-6、6-3で破り、ベスト4に進出した。  クルム伊達は第1セットをタイブレークの末に奪った。第2セットは落としたが、第3セットに入ると、ミスが目立つ中村に対し力強いショットを左右に決め、難敵を振り切った。 ~:~:~  選手として絶頂期に電撃引退をしてから12年。長いブランクを経て伊達さんが、“クルム伊達公子”選手としてコートに帰ってきました。そして、現役バリバリの日本ランク3位の中村選手を破ってのベスト4。中村藍子選手と言えば、2006年AIGジャパンオープンのファイナリスト。伊達選手の活躍にただ驚くばかりです。こういったうれしいニュースは久しぶりな気がします。  伊達選手のすごさは、単に37才にして日本のトッププロに勝ったことだけではありません。一度現役を引退してからの試合で勝利しているからこそ、よりすごさを感じるのです。  30代後半、40代でも現役スポーツ選手はたしかにいます。野球でいえば、メジャーの野茂投手、横浜の工藤投手、阪神の金本選手。サッカーでは、三浦カズやゴン中山。マラソンの高橋尚子選手も北京代表は逃しましたが、現役続行宣言してましたね。しかし、この人達は一度も第一線から退いていないのです。一流の舞台で活躍し続けることは、それはそれで、ものすごいことなのですが、言いかえれば、それは一度でも離れてしまったら容易に戻れる世界ではないということを示しています。そこに伊達選手は帰ってきたのです。これを快挙と言わずなんと呼ぶのでしょう!?  子供たちにテニスを教えたり、イベントに参加したりとテニスからまったく離れてはいなかったにせよ、選手生活を送っていた日々とこの12年間はずいぶん違うはずです。体にテニスが染み着いているといっても、少しお手本を見せるとか、エキジビジョンで軽く試合をするとかとは本番の試合は大きく違います。試合後の疲労も相当なものでしょう。技術、試合感、スタミナ、メンタル、きっとこの日のために入念な準備をしてきたのだと思います。ここにも、伊達選手のプロ意識があると思います。  お気楽な気分で臨んでいたら、予選で敗退していたか、体調管理不足で、勝ち進んでいてもケガや体調不良で棄権していたことでしょう。しかし、伊達選手はやはり一流のプロでした。そんな結果では、試合を楽しみにしてる、応援してくれるファンの期待をどれだけ裏切ってしまうか十分わかっています。きっちりコンディションを試合に合わせて臨んでいるから、これだけの活躍ができるのだと思います。  これからの2試合は、今まで以上に相当タフなものになると思いますが、ぜひぜひ優勝してもらいたいと思いますし、今の伊達選手なら、優勝できると思います。 ☆私が感じた伊達選手のすごさのまとめ☆ 1.30代後半になっても、トッププロと互角以上に渡り合える実力 2.12年のブランクを感じさせない試合感・勝負感 3.試合に耐えうるコンディショニング作りをしてきたプロ意識  伊達選手は今大会の参加目的のひとつに、    「世界のトップで戦える日本人が早く育ってほしい」という願い。    と同時にプレイヤー達に刺激を与えたい。そしてテニス界の活性化。 というのもの挙げています。きっと、戦った中村選手にもこの願い届いたと思います。今後の中村選手の活躍にも注目したいと思います。 ~:~:~:~:~:~:~  年齢は、技術の習得や本人の成長を妨げるものにはなりません。いつだって、いくつだって、誰だってやる気になれば何だって出来ます。ただ、本物のやる気が必要です。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。↓1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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