越香会の空手道選手権大会が行われました。

 昨日、第15回の日本剛柔流空手道越香会選手権大会が、越谷市立西体育館にて行われました。第15回の記念大会ということで、初のオープン大会として行われ、友好団体から多数ご参加をいただき、雨の中、幼年から高校生まで約400名の選手が集まり、形・組手ともレベルの高い素晴らしい試合が繰り広げられました。  私は、昨年に引き続き、大会審判長として大会運営のお手伝いをさせていただきましたが、一番心配していたのは、選手のケガでした。梅雨時のこの時期、晴れれば、館内は気温が上がってとても暑くなり、また雨なら、湿度が高く、汗が乾きにくくなります。選手としても集中力を維持することが難しく、そういう場合に事故は起こりやすくなります。また、今回はオープン大会なので、様々なタイプの選手が集まるので、そういった要素も心配でした。  しかし、実際には、それは取り越し苦労に過ぎませんでした。中学生男子の試合で、出会い頭の中段蹴りが強く当たった際に大会ドクターを必要とした程度(これも骨には異常ありませんでした。)で、大きなケガもなく、各試合安全に進行しました。これは、ひとえに埼玉県内外からこの日のためにご足労いただいた諸先生方の、適切な審判のたまものに他なりません。審判のやり方ひとつで、その試合が名勝負にもなるし、荒れた試合にもなります。もちろん試合の主役は選手達ですが、仕切っているのは主審をはじめとする5人の審判団です。それと、各友好団体から選抜された選手達が集まったことも、試合がハイレベルかつ安全なものになった要因でしょう。また、係員として記録や選手の誘導に携わった越香会門下生や明治大学剛柔流空手道部部員らのはたらきが、試合を円滑に進め、それが選手が試合に専念できる状況を作ってくれました。  私の指導する大袋幼稚園の空手教室からも1名参加を果たしました。結果は、残念でしたが、それでも実際に戦ってみたり、他の子供達の試合を見たりしてとてもいい刺激になったようです。さっそく今日の教室でもやる気になってました。空手道は試合に勝つことが目的でやるものではありませんが、こういった機会は大事にしたいものです。  また、大会ではこんなこともありました。各コートの見回り中、ある団体の先生に呼び止められ、何かあったのかと伺ったところ、自分のところの選手の腰痛が悪化し、つらそうなので診てくれというのです。見れば中学生の女の子で、以前から痛みはあったが、試合で無理したためか、ガマンできないくらい痛くなってしまったそうなのです。  立ち姿勢と触診で骨盤の左右の歪みが気になったので、その場でうつ伏せになってもらい、確認したところ案の定右足が短い状態に。仙骨と骨盤を調整し、回復。(この一連の流れは、この団体の先生も見ています。) それから腰部右側の筋肉に過緊張が見られたので、座った状態から、それを解除する施術をしたのち、立ち上がってもらったところ、まっすぐ立つのもつらそうにしていたのが、痛みはほぼ収まり、ずいぶんと楽になってくれました。わずか数分のことです。本人や先生、そばで心配そうに見ていた親御さんにも感謝され、少し恥ずかしくなりました。その後しばらくして、他の選手の応援をしていたその子から、「ホントに楽になりました。ありがとうございました。」と声をかけられ、施術してよかったと思いました。  いろいろなことがありましたが、審判の先生からもお褒めの言葉をいただき、とにかく大会が成功裏終わってほっとしました。越香会の大会のためにと、みんなの力が結集した結果の成功だと思います。大会関係者のみなさん、本当におつかれさまでした!   ~:~:~:~:~:~:~  100%空手道モードの状態でも、急に整体師モードに切り換えなければいけないときもあります。反対に、整体師モードで患者さんに接していながら、ふと違う面を見せて接してみたり、そんな柔軟な応対ができると意外に良い施術ができるかもしれません。   ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。↓1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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