うそつきはドロボウの始まり

ウナギ偽装 魚秀、神港課長に「口止め料」1千万円   中国産ウナギを「三河一色産」と偽って販売していたとして、農林水産省から改善を指示された神港魚類(神戸市)は25日、同社の担当課長(40)が、納入元の魚秀(大阪市)側から偽装の「口止め料」として現金1千万円を渡されていたことを明らかにした。両社の取引の間に介在していた協力会社が「手数料」を受け取っていたことも判明。いずれも偽装の発覚を防ぐための隠蔽(いんぺい)工作だったとみられる。このころ、すでに課長は神戸市中央卸売市場内の取引先から「ウナギの産地がおかしいのではないか」と指摘されており、魚秀の産地偽装を確信し、「口止め料」との認識を持っていたという。  同省は12日、魚秀と神港魚類への調査に入った。翌13日、課長は中谷社長らと神戸市内のホテルで面会した。魚秀幹部が課長を首謀者とする農水省への報告案を示し、「1億円出すから責任をかぶってくれ」と迫ったが、課長は断ったという。 飛騨牛表示偽装 社長一転、従業員に指示認める  「飛騨牛」の表示偽装が指摘されている岐阜県養老町の食肉卸小売業「丸明」の吉田明一社長(65)が、23日にあった農林水産省と県の聞き取り調査に対し、要件を満たさない格下の牛肉をブランド和牛「飛騨牛」として売るよう、従業員に指示していたことを認めたことが分かった。これまでは「(偽装は)従業員がやった」などと否定していた。  県などは同日、日本農林規格(JAS)法などに基づき、28人態勢で同社の本社事務所など4カ所を約10時間にわたって立ち入り調査した。仕入れ記録や店頭に出る前の牛肉を調べると同時に、偽装の指示をめぐって激しく意見が対立していた複数の従業員と吉田社長に聞き取りを実施した。 船場吉兆、破産手続き開始 大阪地裁が決定  産地偽装や料理の使い回しで廃業した高級料亭「船場吉兆」(大阪市)をめぐり、大阪地裁は23日、同社の破産手続き開始を決定し、破産管財人に増市徹弁護士を選任した。財産状況報告集会は10月29日に開かれる。増市弁護士によると、現段階の負債総額は約9億7千万円で、債権者は未払い賃金が発生している元従業員を含め約230人という。  船場吉兆は昨秋、牛肉の産地偽装や総菜の不正表示が相次いで発覚し、11月に休業。今年1月に営業再開したが、5月に使い回しが表面化して経営が悪化し、同月28日に廃業した。 (上記すべて、朝日新聞 asahi.com の記事より抜粋) ~:~:~  なんか、食品偽装のオンパレードですね。国産=割高だけど安心、というつもりで買っても、それを偽装されていては、私達は何を指標として購入していいか分からないです。以前、ミートホープの社長が、「どこもやっていること。」という主旨の発言をしていましたが、悲しいかな、それが現実だと痛感してしまいます。  いつかバレるうそをついてまで商売をして、この人たちは何をしたかったのでしょうか。会社を存続させ、社員を守りたかった?いいえ、それならば、偽装が発覚した時に現場の社員に責任をなすりつけるような真似はしないでしょう。うそをつき、消費者をだまして売り上げをあげる。その利益は、消費者からかすめ取ったもの、つまりドロボウしたようなものです。  偽装が発覚した会社の経営者に共通するのは、うそをつくことに抵抗がない、虚偽や偽装が悪であるという感覚がマヒしているということです。だからこそ、事件が発覚した後でも、「私は関与していない。従業員が勝手にやったことだ。」などと平気でうそを上塗りをするのです。こういう人達に反省の気持ちはないでしょう。「運が悪かった。間が悪かった。」、そしてミートホープのように「みんなやっている。」 そういうモラルの欠如が悪事に手を染めさせるのです。  「うそつきはドロボウの始まり」  お恥ずかしい限りですが、私は、今までこの言葉の意味をあまり理解していませんでした。「うそをつく」ことと、「物を盗む」ことは違うじゃないかと。なぜ、うそつきがドロボウになるんだと。しかし、この一連の食品偽装の問題を見てきて、「人にうそをついてもかまわない」というレベルで物事を推し進めて行った先は、「人から物(やお金)を盗ってもかまわない」という犯罪のレベルにまでつながるのだと気づきました。  うそはうそを呼び、取り返しがつかなくなることがあります。それならば、いっそどんなにつらくとも誠実にことに当たっていった方が、少なくとも後悔はしないと思います。 ~:~:~:~:~:~:~  うそをついて仕事をしても、いつかそれは自分に返ってきます。  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。↓1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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