タスポについて考える

 昨日から、関東でも、煙草の自販機でタスポの運用が始まりましたね。未成年を喫煙の害から守るためなのだそうですが、誰に気兼ねなく自由に商品が買える自販機の特性が問題だというなら、自販機での煙草の販売を止め、身分証提示を義務付けての対面販売のみにすればいいと思います。  とは言え、それをしてしまうと、自販機を置いている小売店への影響が大きく、また、自販機メーカーや販売会社、メンテナンス業者の仕事が無くなってしまうのでそうもいきません。一方、タスポを導入すれば、タスポのカードやシステムを作る会社や、今までの自販機をタスポ用に改造したり、新型を開発する会社の仕事が確保されます。新札が発行されるとATMや駅の切符販売機を入れ替える必要があり、そこに仕事が生まれるというのに、少し似ていますね。  また、ニュースでは、「タスポ運用が始まり、煙草が買えなくなった。」と困惑している喫煙者のことを取り上げていましたが、関東では全国で運用が最も遅く、煙草を吸わない、関係のない私まで、知っているくらい周知徹底されてきたのに、今日になって「知らなかった。」では、まったく同情に値しません。偏見で物を言うなとお叱りを受けそうですが、周りのことに関知せず、自分の「今、煙草を吸いたい」という刹那的な感情のみで動くような人が、きっと人の迷惑も考えず、歩き煙草をしたり、挙句の果てにポイ捨てするんだなぁと思いました。  ちなみに、整体院の前のバス停には、今日も煙草の吸い殻が落ちていました。毎日掃除をしても掃除をしても無くなることがありません。とても残念で悲しい気持ちになります。  私はもともとタスポは不要と考えていますが、せっかく運用するのであれば、前向きに考えることにしたいと思います。タスポは、『成人識別カード』です。それならば、ビールなどアルコール飲料の自販機にも適用を義務付けてはどうでしょうか。公営ギャンブルも未成年はできませんので、券を購入する際にカードの提示を求めるとかに使えそうですね。なんにせよ、煙草の自販機だけに使うにはもったいなさすぎですので、有効に活用されることを望みます。  最後になりましたが、実はとても気がかりなことがあります。それは、タスポ運用開始に伴い、未成年の利用の懸念が無くなるとして、今までおこなってきた深夜の自主規制を8月にも止めるというのです。これに、私は反対します。本当に煙草の害から未成年を守るという意識があるなら、深夜の自販機使用を解禁すべきでないと思います。これは、未成年がどれだけタスポカードを悪用して、深夜に煙草を手に入れるかという確率の問題ではなく、大人の子供達への姿勢の問題です。  大人達は、多少自分達が不便であっても、子供達の為には我慢するという姿勢を見せることが必要なのです。自分達が楽して、イイ思いをして、子供達に、「あれダメ、これダメ!」って言ってもまるで説得力がありませんから。   ~:~:~:~:~:~:~  個人的には、整体師は、患者さんへ健康に関するアドバイスをする立場であるので、煙草は吸うべきでないと考えています。また、わずかな煙草臭でも不快に感じる患者さんがいるかもしれません。そういった方に配慮するならば、なおのこと煙草は止めるべきです。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。↓1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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