本質は日本の子どもに必要な手当のはず

子ども手当、国内居住要件導入へ…参院審議入り(2010年3月17日 読売新聞) 子ども手当法案は、17日午前の参院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、参院でも審議入りした。  与党に加え、公明、共産の両野党も賛成しており、今月中に成立する見通しだ。  長妻厚生労働相は、在日外国人の海外に居住する子どもが手当の支給対象に含まれ、不正受給の恐れなどが指摘されている問題について、「本格的な制度の検討の中で、支給対象となる子どもに国内居住要件を課すことを検討したい」と述べた。2011年度以降の制度見直し時に、支給対象を日本に居住する子どもに限定する方針を示したものだ。  10年度の対応については、「証明書類提出の徹底などを(支給事務を担う)地方自治体に通知し、厳格に守っていただく」と説明した。 法案は10年度に、中学卒業までの子ども1人当たり月1万3000円を父母らに支給する内容となっている。衆院は政府提出の原案に、児童養護施設の入所者ら支給対象外の子どもへの支援の検討などを盛りこむ修正を行い、可決した。
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 16日に子ども手当の法案が、高校無償化の法案とともに、衆議院を通過しましたね。今朝の朝刊を読んでいたら、その中に、日本で働く外国人の、その母国で暮らす子どもたちも支給の対象になってしまうことや、親が仕事などで海外に長期滞在している場合は支給対象にならないなどの問題点が書いてありました。こういう問題を修正しないまま衆議院を簡単に通過してしまうとは、今の日本の政治の危うさを感じます。  こういった問題が見直されないまま法案が提出されるのは、なぜこの法案が必要なのか本質をしっかりと見据えずに素案を作り、吟味せずに出してくるからです。本質とは、『日本の子どもの発達・発育・人口増(小子化ストップ)のため』 というものです。  日本の子どもたちが、等しく健全に十分な教育を受けられる、例えば、学校で使う副教材費や修学旅行で積み立てるお金が払えないなんてことがないように。例えば、行けなかった習い事や塾での高度な勉強をガマンせずに通えることができるように。食事が1日1回の給食のみ、しかもその給食費も滞納、なんてことがないないように、子どものために与えられる手当のはずです。  それと、2人目、3人目を躊躇している両親の経済的不安を軽減し、自分の子どもにもうひとり兄弟を持ってもらい、出生率の向上を狙う。そんな目的もあると思います。そうやって、子どもたちが増え、しかるべき教育をしっかりと享受し世に出れば、その世代が日本を支えてくれます。そのために、それまでかかる費用を各家庭にまかせるのでなく、地域や国全体で負担しようという主旨だと思うのです。  かと言って、私はこの所得の再配分のようなバラマキ政治は好きではありません。単に親の小遣いが増えるばかりで、子どものためにまったく使われないケースが予想されるからです。しかし、この法案を通し、国の政策として実行していこうとするのであれば、この本質から外れる問題点についてはキッチリ修正させなければなりません。そうでなければ、税金を負担する国民の支持を得られるわけはないでしょう。    他にもきっと問題があると思います。国家財政に余裕なんてありません。その中からこの巨額な予算を捻出しようとしているのです。あとで税金の無駄遣いを後悔するのでなく、参議院で今一度問題点を洗い出してほしいと思います。  本当は、お金をばら撒くのでなく、保育園の充実とか、学童保育の定員増とか、働きたい親が働きやすい環境を整備するために予算を使ってほしいと思います。その方が税収も増えるし、こんなにも予算を使わなくて済むだろうし、国としても助かると思うのですが。
~〈整体師の味方コメント〉~
 男性諸君にお伺いします。この子ども手当法案、「お前の稼ぎが足んない分を出してやろう。」みたいに言われているで、プライドが傷ついたりしませんか?  ========================= 《メルマガ『まぐまぐ』発行しています》 『整体師のミカタ』 に関してご意見やご要望などが ございましたら、お気軽にお知らせください。 http://www.mag2.com/m/0001002720.html   これからもどうぞよろしくお願いいたします。   =========================
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