「よっぽど悔しかったんでしょうね。」で、済ませてあげていいと思いますが。

開星・野々村監督が謝罪、涙ながらに会見 [2010年3月23日日刊スポーツより]  22日行われた第82回選抜高校野球大会1回戦で向陽高(和歌山)に1-2で敗れた後「21世紀枠に負けて末代までの恥」などと発言した開星(島根)の野々村直通監督(58)が23日、不適切な発言だったとして日本高野連に謝罪した。同日中に開星の校長が和歌山市の向陽を訪れ、謝罪するという。  甲子園球場で記者会見した野々村監督は「高野連と21世紀枠、向陽高校を侮辱する気はなかった。心からおわびしたい。抽選会後は地元から楽勝と言われ、中国大会王者として負けたら恥ずかしいと正直思った。試合後は悔しく、情けない気持ちでいっぱいだった。相手の守備力、気迫に敬意を表している」と涙ながらに話した。  日本高野連は侮辱的な発言があったとして、口頭で厳重注意した。小森年展事務局長は処分について「文書での報告をもらってからにしたい」と話した。  野々村監督は22日の敗戦後のインタビューで「やめたい。腹を切りたい。死にたいですね。もう野球をやめたい。こんな恥をかくことは2度としたくない。野球の話ももうしたくない」などと発言した。
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 最近、マスコミのこの種の取り扱いについて思うのですが、誰かが、その発言・言動は叩かれちゃうかも・・・というようなことをことをすると、ホントにすぐさま、まるで鬼の首を獲ったかのように、せーのって感じでよってたかって糾弾するような報道する傾向にあると感じます。  今回の件でも、たしかに相手チームを見下していたと取れる発言で、スポーツマンシップにもとるとは思いますが、試合の直後でありましたし、野球部の監督は、政治家や弁護士ような言葉を扱うプロではありませんから、多少の失言は大目に見てあげてもいいのかなと思いました。心の底から、相手を侮辱する意図で使った言葉でないことは、インタビューの雰囲気や前後の流れで分かるでしょう。きっと、それだけ悔しかったのだと思います。  この監督さん、中国大会を制し、周囲の期待も大きかった初戦でよもやの敗戦。選手達や応援してくれたたくさんの人達に申しわけない気持ちでいっぱいなところ、自分の不用意な発言を大きく取り上げられ、謝罪会見までするはめになりました。自業自得とはいえ、なんだかかわいそうになり、同情してしまいました。  私は、開星が勝って、相手をバカにしたのならともかく、開星が向陽に負けての発言なので、「よっぽど悔しかったんでしょうね。」で、済ませてあげていいと思いますが、それは甘いでしょうか?向陽も、中国地区のチャンピオンに勝ち、監督に負け惜しみを言わせたのですから、発言内容にこだわることなく、堂々と次に進めばいいと思います。  これから、接戦や激戦が繰り広げらる中で、またちょっとした不適切発言が出てくるかもしれません。それをいちいち取り上げて、叩いていては、監督や選手の素直な気持ちが聞けなくなってしまいます。聞く側ももう少し、懐の大きいところを見せてほしいものですね。  開星ナインも野々村監督の元、一丸となって、監督に負け惜しみを言わせるのでなく、優勝コメントを言わせるくらいの気概で、ぜひ夏の甲子園に出てきてほしいと思います。
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