言い方・接し方を振り返ってみよう○

 普段何気なく、同じようにしていることでも、自分で気づかないうちに、相手によって使い分けてる。そんなことに、先日気づかされました。これだけではちょっと要領を得ないかと思いますが、こんなことです。

 家族で取りとめもない会話中、私が上の娘に話しをしている時に、下の娘の方が私に話しかけてきました。まだ話しが終わってないので、下の娘に「待っててね。」と言ったのです。その言葉を聞いた妻が、「あら、ずいぶんとやさしい『待っててね。』じゃない?」と、ちゃちゃを入れてきました。私は全然やさしく言った気がなかったので、少し驚きました。

 同じ言葉を発するにも、相手によって、声の調子やイントネーション、雰囲気などが気づかないうちに変わって伝わっているのですね。これに、自分のその日の調子や気分などが加わればなおさらでしょう。自分で発している言葉なのに、自分が一番その違いに気づいていない。なんとも不思議なものです。

 姉妹に同じように接しているつもりでも、きっとお姉ちゃんには少しキツめに、妹には少し甘くなったりしていることでしょう(お姉ちゃんゴメンネ)。そう言えば、第一子長男である私自身も、小さい頃、その手の不満を母親に言っては、「ウチは兄弟分け隔てなく同じように育てている。」と突っぱねられてました。母が気づかないのも無理からぬことだったのですね。

 ここに気づけば、自分のこれまでの言い方・接し方を振り返ることができます。なかなか相手に意図が通じにくかった時は、実は自分の言い方が、やさしくなかったのかもしれません。強面(こわもて)の方も、たとえばきっと、ご自身の飼い犬にはとびきりの笑顔で接していると思います。そんな笑顔で他人にも接してみれば、話をする相手からも好印象を得られるかもしれません。

 やさしい物腰や語り口調は、好感を持たれやすいですし、あいさつも重要です。朝、外を掃除している時に、犬を連れて散歩されている方に「おはようございます。」と声を掛けられると、それだけでその人がものすごくやさしくて良い人に見えます(もちろん本当に良い人だと思いますが)。言い方をちょっと意識するだけで、印象ってずいぶん変わりますよ!

 

〈整体師の味方コメント〉

 患者さんを迎える時の笑顔やあいさつのトーンって、大事ですよ。  

 

=========================

《メルマガ『まぐまぐ』発行しています》

『整体師のミカタ』 に関してご意見やご要望などが ございましたら、お気軽にお知らせください。 http://www.mag2.com/m/0001002720.html   

これからもどうぞよろしくお願いいたします。  

=========================

 

2024年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31