1ヵ月遅れの春の全国交通安全運動○

 今年は、震災の影響で1ヵ月遅れで、明日から平成23年度春の全国交通安全運動が始まります。期間は、11日(水)~20日(金)までの10日間。埼玉県のHPに、県の重点項目が載せてあります。ご一読を。

http://www.pref.saitama.lg.jp/site/undou/23haruundou.html

 

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 県の重点目標は下記の4点だそうですが、小学生の子を持つ身としては、やはり子どもの交通事故防止対策が一番気になりますね。 •子どもと高齢者の交通事故防止 •自転車の安全利用の推進 •ストップ・アンド・サーチ運動の推進とシートベルト・チャイルドシートの着用徹底 •飲酒運転の根絶

 登校中に何の落ち度もない小学生が、歩道に突っ込んできたクレーン車にはねられ死亡した事故は、まだ記憶に新しいですが、他にも青信号の横断歩道を渡っていて、後ろから左折してきた大型車両に巻き込まれる事故や、逢魔刻(黄昏時)で運転手から見えにくく、横断中にはねられる事故など後を絶ちません。

 歩行中はいくら自分が交通ルールを守っていても、相手側の違反行為(スピード違反、信号無視、わき見運転、飲酒運転等)によって事故に遭うことがあります。その可能性まで考慮に入れて行動をとらなければならないのですが、子どもにそこまで徹底させるのは至難の業です。しかし、四六時中子どもにくっついて回るわけにもいかない。悩ましい限りです・・・

 私は、重大事故は、三点以上の不幸な偶然や落ち度が重なると起きると考えています。例えば、あのクレーン車の事故(もやは事件か)。①まず運転手がてんかんの薬を飲んでいれば、②飲み忘れてもその事実に気づき、会社についた時点で、運転を取りやめていれば、③あのタイミングで発作が起きなければ、④これは言うのは酷ですが、小学生の誰かが右斜めのクレーン車の異変に気づき、走って逃げていれば、最悪の事態は防げたでしょう。そもそもこの運転手が運転免許を自主返納していれば、こんなことになっていないはずですから、私は単なる業務上過失致死罪だけではだめだと思いますが。

 横断歩道での巻き込みも、①運転手に、左折時に横断歩道手前で一旦停止する習慣があれば、②運転手に余裕があり、歩行者の存在に気づいてれば、③歩行者が渡る前に、背後にも気を配れれば、回避できたケースは多いと思います。③は義務ではありませんが、事実、運転手がクラクションを鳴らしながら、歩行者の横断を妨げて左折し走り抜けていくところを何度も目撃しています。そういう運転手がいるということも頭に入れて置かないと怪我をして損するのは自分です。

 『防衛運転』という言葉をご存知ですか。他のクルマや歩行者が不適切な行動をとろうが、天候など悪条件が重なろうが、事故の発生を防止する運転のことを言います。もちろん危険を予測し、運転をしないという選択も含まれます。交通ルールとしてはそこまでする義務はなくても、身を守ることを最優先にした運転を心掛けるというものです。

 歩行者もクルマが止まるはずだからいいだろうというのでなく、交通違反のクルマが来ても大丈夫というような行動、『防衛運転』になぞらえて言うならば『防衛歩行』を心掛け、自分の身は自分で守るんだという心構えを、子ども達にも教えていくことが必要です。  

 

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