会話はなぜ、天気の話しから始まるのか○

 人は「おはようございます。」「こんにちは。」などあいさつの後に、たいてい天気の話しから入ります。「梅雨の晴れ間のいい天気ですね。」とか「曇って、思ったより肌寒いですね。」とか。これは、天気の話しが最も共通の話題にしやすいからです。同じ感覚を共有できれば、その後の話しは、とてもしやすくなります。相手と共感できる一番身近な話題が天気なのです。

 これを「いい天気ですね。」と言われたのに、「でも、雲も出ていますよ。」とか「暑いですね。」と言われて、「寒がりなのでまだだ平気です。」とか全然話しを合わせずに答えてしまうと、(この人、ちょっと合わなそうだな・・・)と思われてしまい、その後の会話が続かなくなったりギクシャクしてしまいます。

 人は、基本的に人と分かり合いたいと思っています。理解したいし、理解されたい。それが一切叶わなくなってしまった時、孤独感や疎外感にさいなまれます。もとから周りに誰もいない無人島にいるなら孤独は感じないでしょう。自分の周りには人がいるというのに、自分はその誰ともつながっていない。そう感じる時、孤独を実感するのです。誰かとのつながりを実感したい、でも今はそばには誰も居ない。だからこそネットの世界やメールが流行るのかもしれません。

 誰もが知っている『挨拶』という言葉ですが、挨は「叩く・開く」拶は「迫る・近づく」の意味があります。

・相手の心のドアをコンコンとノックして開けて入って、相手のそばへグッと近づいてみる

・それから何を話そうか?とりあえず共通の話題から

・そうだきっと、天気の話しなら、今二人とも同じ空の下にいるから話しも合うぞ

 という具合でしょうか。もちろん暑い寒いの感覚はそれぞれです。梅雨時、蒸し暑いと感じる人もいれば、肌寒いと感じる人もいるでしょう。そこは変に自己主張しても意味がないので、相手の感覚を尊重してあげましょう。それができれば、きっと話しも自然と弾みます。

 あなたは、人と話す時、相手が言ってきた事を否定することから入っていませんか?会話の最後は、いつも「でも私は、こう思う!」で終わっていませんか?もともと人の話しを聞くつもりはありますか?言葉のキャッチボールのつもりで、投げっ放しになっていませんか?

  もし、自分はどうも人と話すのが苦手というのなら、天気の話しから始まり、相手の出方を待って、それに合わせるというのをやってみてください。その後も、相手のペースで話してもらい、こちらは基本的に相づちを打つだけ。もちろん、納得できない話しに無理に同調はしなくていいですが、それでもどうしてそう思うのか、相手の理を考え、尊重する姿勢は取るように努めた方がいいでしょう。おそらくそれが一番上手いのは、お笑いの明石家さんまさんです。さんまさんが司会の番組って、芸能人・素人問わず、どんな人でも楽しそうに活き活きと話していますから。まあ、さんまさん自身が一番活き活きしていますが。  

 

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