『心』が身体を動かす○

 ある番組でのインタビューの中で、サッカー(インテル)の長友佑都選手が『心』の重要性について語っていました。「心が身体を動かしている」 「心に余裕がないと動けない」 という主旨のことを言っていました。あの長友選手でさえ、インテルへの移籍直後は、相当なプレッシャーから、消極的なプレーしかできなかったそうです。

 今まで見えていた視野が見えない、思うようなプレーができない、という苦しい時期、仲間のプレーを見て、他の一流選手は、どんなプレッシャーが来てもそれを感じさせないプレーをしている、自分もこの壁を乗り越えなければと、奮起したのだそうです。

 そうして心の余裕を取り戻した長友選手は、快速を活かし、相手に切り込み、ゴールをも狙う積極的プレーで存在感を示し、インテルへの完全移籍を決めました。次期シーズンのセリエAも更なる活躍が期待できますね。

 『心』が身体を動かす・・・『頭』ではなく『心』。心に余裕が持てれば、身体の筋肉の動きにも余裕が出て、楽に、思い通り、自由に身体を動かせます。反対に、余裕を失った心の状態では、緊張で身体は鉛のように動かないでしょう。と、まあ、言うだけなら、私も何でも言えますが、いざ、緊張する状況になった場合、身体を自由に動かせるほどの心の余裕は、残念ながら自分にはありません。

 では、その心を余裕はどうやったら持てるのか。長友選手は、「おいしいご飯を、おいしいと感じて食べる。」というようなことを言っていました。一瞬、「は?」と思いましたが、おそらく、「普段から、心で物事を見ることをしよう」ということなのでしょう。日々の忙しさにかまけている私達には、簡単なようで案外難しいかもしれません。例えば、昨日の晩ご飯のおかず何でしたか?どんなふうにおいしかったですか?朝ごはん、感謝していただく余裕ありますか? ね?どうですか?

 日々の練習の中で、体力面と技術面を強化した身体を作り、日々の生活の中で、余裕が持てる心を育み、その心で、存分に鍛えた身体を使う。これができたら最高です。何も怖くはないでしょう。武道を志す者としても目指す境地かもしれません。そういう意味で、長友選手は、本当の『ラスト・サムライ』ですね。

 

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