各都県の電力使用量を公表するようにしてみては。○

 梅雨の晴れ間はうれしいのですが、やはりこの暑さは堪えますね。夏至は太陽の高さがもっとも高くなる日ですから、晴れれば暑くなるのは当然なのですが、仕事中は、患者さんを汗だくにするわけにはいかず、冷房のお世話になってしまいます。

 今年は契約アンペア数を40A⇒30Aへ、思い切って引き下げ、ピーク時の電力使用量を下げることを自分自身に義務付けたほか、患者さんがいない時間はできるだけ冷房のスイッチを切ったり、扇風機の風量や風向きを上手に使って、昨年より設定温度を1℃上げても、患者さんが不快にならないよう、節電と快適性を両立できるよう苦心しています。

 しかし、それでも昨日、一昨日の東電管内の電力使用量は一気に増加し、この夏の電力の逼迫を懸念させる日となりました。そこで私が感じたのは、一方で節電に懸命に努力している人や企業がある中、なぜ簡単にこのような事態になってしまうのかということです。「正直者がバカを見る」ではいけません。誰かが節約した電気を他の誰かが、のうのうと使ってはいけないのです。

 そこで、まず東電管内各都県の前年・前前年同月日と今年の電力使用量を毎日、公表するようにしてはどうかということを提案します。今夏の計画停電は東京23区は対象外となっています。ということは、節電を徹底せずとも、最終的には電気は止められないということです。これでは「やっぱりこう暑くちゃ、冷房使わないとね~。昼間でも蛍光灯つけなきゃ仕事になんないし。パソコンの電源なんていちいち面倒で、切ってられないよ。」みたいに、ついつい業務優先となり、いつしか節電の意識はあるが、結局昨年と同じ使い方になっていないかと、心配になります。

 また、他県や、東京の他市から、「いいよな、23区は。どうせたいして節電してないんだろ?」と、やっかみが入るかもしれません。しかし、各都県、できれば都内は23区とそれ以外に分けて、電力使用量を日々公開していけば、自分のところで、節電に貢献しているのか、まだ足りないのか一目瞭然です。23区も前年よりしっかり15%節電を維持していれば、それでもし、電力が逼迫した状況になってもそれは、他の要因におけるところが大きいので、23区は計画停電の対象外となってもあまり文句はでないでしょう。もし、反対に、23区はほとんど節電できておらず、結果、他県が計画停電では、不公平だと言われてもしかたありません。

 埼玉なども人口は増加傾向ですので、比例してエネルギー消費量も増えているとは思います。しかしだからと言って、今年もそのペースでということになったら、間違いなく計画停電は免れないでしょう。それを回避するためにみんなあれこれ知恵を出し合って、節電できるようがんばっています。それが成果になって目に見えたら、もっとがんばれるのではないでしょうか。そのためにも、各都県で競い合うのはいい作戦だと思います。

 東電には当初見込んだ最大供給量を、前倒しで確保するよう努力していただき、電力消費者である我々は、誰かの節約した電力をムダにしないよう、ひとりひとりが、節電をより意識した生活・仕事に努めて、計画停電という最悪の事態だけは、何が何でも回避してほしいと願っています。 

 

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