以前にもブログに書きましたが、私の娘たちの通学班の子らがとにかく、悲しいくらい、朝、挨拶をしないんです。毎朝、親たちで交代でに見送り当番をしていて、私もたまに出るのですが、とにかくみんな無言で、気味が悪いです。小学生ってこんなにテンション低いんだっけ?感じです。
こちらから「○○ちゃん、おはよう。」と声を掛けても、聞こえないふりするか、かすかにかろうじて聞こえるくらいの声で「おはよう・・・」と言う始末。私が嫌われているのかと思うとそうではなく、娘いわく毎朝こんな感じなんだそうです。
自分の娘たちには、「朝、見送りの大人が来たら、『おはようございます』、行く時は、『いってきます』と必ず言いなさい。」と言い聞かせていますが、そこまでしてやっと渋々言うという感じです。娘に「なんで、あいさつしないの?」と聞くと「いやだから」と答えます。「何がいやなの?」と聞くと「恥ずかしいから」と答えます。
私にはこの挨拶を「恥ずかしい」と思う感覚が理解できません。それよりも、コンビニのゴミ箱の前の駐車場に平気で紙くずをポイ捨てする行為や、歩道を自転車で並列で走る行為、シャツやズボンをだらしなく着る行為の方がよほど恥ずかしいと思うのですが、そっちはどうも気にならないようです。
人が人間社会を生きていくためには、最低限2つのことが必要です。1つは『他人に迷惑を掛けない』、もう1つは『他人とコミュニケーションを取る』です。ですから、迷惑行為はもちろん、コミュニケーションを取れないことも恥ずかしいと思って改めなければなりません。これが今の子供たちには、感覚が反対になってしまうようです。
しかしこの、子供たちが挨拶を恥ずかしがるという傾向は、どうやらここだけではないようで、おそらく日本中どこでも見られているのではないでしょうか。そこで私が心配するのは、この子らが大人になる頃に、挨拶そのものが、日本中からなくなってしまうのではないかということです。「まさかぁ?」とお笑いになるでしょうが、案外、笑い話しでは済まなくなるかもしれませんよ。
現在、本当に子供たち同士で挨拶しないで不都合がないなら、大人になっても、きっと挨拶なしで済ませてしまうでしょう。当然、自分の子供にも挨拶を教えませんよね。だって自分らが、必要とも大切とも思わないのですから。そうなれば、その時代の子供たちは、挨拶をしないのが当たり前で、「へぇー、昔は人に会う時は、挨拶なんてのをしてたんだぁー」と珍しがるくらいになっているでしょう。
私は常々、事あるごとに『返事と挨拶が一番大事』と言っています。それは、それこそが『会話の基本』だからです。これをしっかりと押さえておけば、誰とでもコミュニケーションを取れます。しかし、本当に挨拶が必要とされない社会が来てしまうのでしょうか。しかしそんな社会を、私は『社会』とは認めたくありません。
電話での受付も、初回の来院時の対応も、最初の一言、挨拶の仕方はとても重要です。
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