言ったモン勝ちの世の中なのか?○

「ノロって呼ばないで」 野呂さん、ウイルス改称訴え(2011年11月29日asahi.comより)

 寒くなるとおう吐や下痢を起こすおなかの風邪が流行する。その一つ、ノロウイルス感染症について、「野呂」という姓の30代男性が呼び名の変更を学会や厚生労働省、報道機関に求めている。ウイルスの分類を決める国際組織は野呂氏の訴えに理解を示すが、いったん広まった呼び方を変えるのは難しそうだ。

 この感染症は「ノロウイルス属」という仲間に属するウイルスが起こす。代表的なウイルスは、発見された米国の町の名にちなんで命名された「ノーウォークウイルス種」だが、実際には、発音しやすくするために短縮したりして作られた「ノロ」という属名で呼ばれることがほとんどだ。

 これに反発しているのが近畿地方に住む3児の父という野呂氏。今年3月から「野呂姓の子どもたちが不要に嫌な思いをしなくていいよう、正確に『ノーウォークウイルスに感染』と言うべきだ」と訴えてきた。

 

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 今日の朝日新聞朝刊の記事に、『野呂』さんという方が、自分の子供たちが不快な思いをするから『ノロウィルス』という呼び方を変えてくれという訴えを起こした、という記事が載っていました。

 この記事を目にした時、私が好きなWebページ『虚構新聞』のネタかと思いました。まさか冗談でしょ?と。たしかに、自分の名字や名前から、変なあだ名をつけられたり、からかわれたりすることはあるかと思います。しかしみんながそれで、いちいち訴えていたらキリがありません。それに、野呂氏は『ノーウォークウイルス』の呼び方を主張しているとのことですが、もしそうなったら今度は『能奥(のうおく)』さんという方が訴えるかもしれませんね。こうなってくるともう、落語みたいになってきます(笑)

 川崎病や橋本病、ハンセン病などその病の発見に携わった医師の名字がそのまま病名になっているケースも多々ある中、何で野呂氏が訴えを起こすまで気にするのか理解できません。もしこれを認めてしまうなら、それこそ世の中言ったモン勝ちになってしまいます。

 一応、野呂氏に言い分にも、一分の「理」はあろうかと思います。しかし残りの九割九分は、文字通り無「理」です。無理を通せば道理が引っ込むとも言います。私から見れば、野呂氏の主張は単なるワガママに過ぎません。もともと全国紙で取り上げるようなレベルの記事ではないような気がします。

 しかし、昨今このように、自分に一分の理でも見出せば、相手の立場や、モラル・常識を無視して、半ば強引に自分の主張を繰り返す『モンスター○○』といったたぐいが増えていますね。そういった行為は、昔は恥だと考えられ、慎んでこられたはずですが、現代ではゴネ得、言うだけはタダ、みたいな風潮があります。

 それは得でもなんでもなく、ただ自分たちが住みづらい社会にしてしまっているだけなんだとなんで気づかないんでしょうか?目先の利益にとらわれた心では、けっして豊かさを実感できないのだと気づけないのでしょうか?言ったモン勝ちの根性では、きっといつまでもその心は満たされることはないと思います。

 

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