倍働いてあたりまえ○

 府知事だった橋下徹氏が、大阪の新市長に選ばれてから早1週間以上経ちますね。この前TVで、通勤途中の大阪市の職員が「橋下さんが当選されて、これから期待と不安どちらが大きいですか?」の質問に「不安ですね。」と答えていました。私はそれを聞いて、やはり大阪市の改革は必要だなと思いました。

 『お役所仕事』という言葉に例えられるように、とかく役所勤めの公務員の方々は、こなす仕事量が少ないイメージがあります。実際には私も用があって越谷市役所に行く時は、いつも役所の中はごった返していまして、カウンターの向こうの職員さんは忙しそうに働いています。そこには手抜き・お気楽なって姿は一切見られません。これが本来の姿なんでしょうね。

 他にも、学校の先生や警察官、消防士など、たくさんの公務員の方に私達の生活は支えられています。だからこそ(ちょっと渋々ですが)税金を払っているのです。

 このインタビューされた大阪市の職員も、自分が市民にとって必要とされていると自負できる仕事をしていれば、「不安です。」などという答えはしなかったでしょう。人員が過剰であることを少なからず認識していたのでは?と勘ぐってしまいました。または、現在の仕事が忙しくても二重行政の統合や業務の効率化で仕事がなくなるかもという不安の事かもしれませんが、それを今までしてこなかったから有るという仕事では、やはり改革をして、再編を図るべきでしょう。

 もし大阪市の仕事が、7人分の仕事を10人でやっていたのなら、または10人分の仕事を10人でやっているが、効率化したらて7人分の仕事量になるのであれば、それは余剰でしょう。民間、とくに中小・零細企業は、昔の7人分の仕事をおそらく3~4人、あるいはもっと少人数でこなしています。もちろん効率化を徹底した上でですが。

 サービス残業・休日出勤を是とするわけではありませんが、自分の理想の仕事量の倍働いているのが当たり前の世の中です。みんなそうやって必死に働いて生きています。隣りの芝生は一瞬青く見えるかもしれませんが、楽な仕事なんてありません。もしも大阪市役所が、まず人員ありきで、その人員のために仕事をわざわざ用意するなんてことになっていたら、本末転倒です。そこは真っ先に槍玉に上がるでしょう。

 『倍働いて当たり前』をもうひとつ進めて、『倍働いてちょうどいい』くらいに思えば、意外と辛くはないのかもしれません。その分、人の倍、社会に貢献できていると思えば、自分の存在価値が上がるというものです。そんな人はリストラなんて心配いりませんよ。

 

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