最後は根性と愛情で!○

 実は昨年、12月の越谷市の大会に向けて、小学5年生の愛娘のために、ちょうど、丈も短くなってきたこともあり、新しい空手着を買ってあげました。しかしなんと悲しいことに、背中に付けるゼッケンの生地が薄く、マジックインキが空手着にまで染みて、跡が付いてしまっていたのです。

 まずさっそく洗濯をしましたが、落ちるはずもありません。どうしたものか考えながら結局年末近くなり、思い切ってクリーニングに出してみました。結果は、ほんの少し薄くなったかな?という程度ではっきりした効果はありませんでした。そこで、Webで検索してみたところ、布に付いたマジックインキ(油性ペン)を落とすには、クレンジングオイルがいいとか、マニキュアの除光液がいいとか、結局はムリ(←私はこの言葉キライです)とかいろいろ載っていました。そこで、クレンジングオイルや除光液を試しに少し付けて、トントンとたたいてみたのですが、まったく効果がありませんでした。

 ちなみに、娘の空手着の生地は綿100%の帆布10号です。空手着の生地にはいろいろ種類があり、ちょっと分類しただけでも代表的なもので3種類あります。まず、初心者向け・稽古着に適した葛城。薄手のジーンズを思い出していただければ分かると思います。安くて軽くて比較的丈夫なのですが、薄い分、型崩れしやすいです。次に、形・組手両方に適した帆布11号。感触は帆布な分しっかりとしていて、生地は葛城よりも厚くなります。最後に帆布10号。生地は厚く、ずいぶんしっかりとしています。価格も葛城のものと比べてずいぶん高くなります。また、重くなりますので、組手より形に向いている空手着と言えます。

 ここでひと言つけくわえておきますが、帆布10号だからと言って、必ずしも組手に不向きというわけではありません。空手着の適度な重さは自分の身を引き締めますし、突きを極めて、残心を取った時の姿は美しいものです。そしてなにより、空手着を着て、空手の試合に臨んでいるという実感が湧きます。私はこの生地が好きですね。

 葛城は綾織り、帆布は平織りです。厚みだけでなく、そもそも織り方が違うんですね。その他にも、ポリエステルやレーヨンなどを混紡したものや、メーカーで開発した新素材のものなどもあります。小さいうちは、身体もどんどん大きくなるし、安い葛城生地で十分だと思うんですが、ウチの場合、女の子なんで、今買っても、中学くらいまでは十分着れるなと思い、帆布の10号を買いました。それなのに買って1ヵ月で、背中がエライ事に・・・ しかもタイミングの悪いことに、今年からゼッケンにフルネームを記名することになっており、名前も判読できるくらい跡が残っていたのです。

 大会後は年内は、前の空手着を着させていたのですが、年明けそろそろ稽古も始まるので、何とかしなければと思い、最後に手段で、お風呂場で、空手着を広げて、ぬるま湯を掛けながら、牛乳石鹸とくつを洗うたわしで、「どうせ生地も厚手だし、このままよりマシだ!」と思い、ゴシゴシこすり洗いをしました。お湯を掛けて、石鹸つけて、たわしでこすって、お湯で流して・・・を何回か繰り返しているうちに意外に、跡が消えていきました。生地は多少荒れ、インキはほんの少し残りはしていますが、跡というより汚れに見えるレベルです。これはもう、「根性と愛情の賜物」というほかありませんね。ガッツポーズです。

 中性洗剤でも、なんでも落とすアメリカ製の○○とか通販で売っていますけど、普通の石鹸でもガンバレばなんとかなるもんですね。今回の件で、生地は多少傷んでしまいましたが、どうせなら稽古で、空手着をボロボロにしてほしいものですね。

 

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