武道必修化に向けての記事○

柔道必修、未経験教員から不安…講習充実望む声(2012年1月24日読売新聞より)

 学校での重大事故が後を絶たない柔道の指導について、東海3県の中学体育教員から不安の声が上がっている。

 競技・指導とも未経験という教員が多く、指導手引や講習の充実に加え、「外部講師に補佐してほしい」との要望もある。新年度から中学1、2年の体育で柔道などの武道が必修化される。多くの教員は「礼儀の習得や自己鍛錬になる」と必修化のメリットを認めており、教育現場は、いかに安全を確保するかに腐心している。

 「今のままで教えるのは本当に怖い」。名古屋市中川区の中学校の女性教員(31)は、大学の教職課程でも柔道着に袖を通したことがない。同年代には柔道未経験の教員がたくさんいるといい、度々、不安を打ち明け合う。

 この女性教員が勤務する学校は新年度、学生時代から習ってきたという剣道を選択するものの、いつ転勤で柔道選択校に行くか分からない。「『大学で少しは経験があるだろう』で済まさず、指導者としての講習の機会をもっと設けてほしい」と訴える。

 津市立中学の男性教員(26)も競技経験はなく、「生徒のけがが心配」と話す。大卒後に4年間の指導経験はあっても、「教員・警官OBなど経験豊富な外部講師が指導補佐に付いてほしい」というのが本音だ。

 昨夏に市立高校の柔道部で死亡事故が起きた名古屋市は、中学の授業で後方に倒れて頭を打つ可能性がある足技を行わない方針を独自に決めている。しかし、学習指導要領は中学1年で足技を教えるとしており、全体でこうした対応を取る自治体はまだ例外的だ。

 そんな中、現場からは「1年生は受け身だけ教える」「投げ技は座ったままの体勢から始める」など安全策に工夫を凝らそうとする様子もうかがえる。

 ただ、必修化そのものを否定する声はほとんどない。三重県尾鷲市立中学の男性教員(52)は「他のスポーツ以上に礼儀作法を学べる。自分を鍛えるためにも経験してほしい」、岐阜市立中学の男性教員(38)も「受け身を習得すれば、日常のけがの防止にもつながる」と意義を強調する。

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 とても重要な記事だと思うので、備忘録的にUPしておきます。

 難しい問題で、自分なりにいろいろ考えたのですが、うまく表現できません。

 武道必修化がしっかりと根付くことを期待します。

 

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