あさひ整体センターのホームページに、久々に新しいページを追加しました。その名も『マッサージとの違い』
写真を多く載せているので、携帯やスマホでは見づらいかもしれませんが、パソコンからじっくりと見てくださいね。
当院のほぐし方とマッサージとの違いについては、来てくださった患者さんには説明しているのですが、きっと「整体とマッサージ、どっちに行こうかな?」「整体ってどんなふうに、コリを取るんだろう?」って考えている方も多いですよね。そんな方に向けて、この度、新しいページを作ることにしました。
このページを作っている途中、極理(私の学んだ整体師養成校)で当時、故・大輪紀代志先生にさんざん絞られたことを思い出しました。入学当初の私は、とにかく頭も堅く、身体も硬く、およそ整体師向きではなかったと思います。ただ、先生から教えられたことは、何でも私意を挿まず、忠実にやろうと心掛けておりました。尺骨の肘頭部分を使ったほぐしも、初めて教わった時は、「こんな感覚の鈍いところで、マッサージなんてできるのか・・・」と戸惑いはありましたが、実践あるのみで、懸命に練習しました。
しかし、肘は指に比べて、本当に感覚が鈍いのです。これがマスターできなくて、やめていった生徒さんを何人も見ています。だからと言ってあきらめるわけにはいきません。そこで、家では、拳を鍛えるために空手家なら持っている小さい木の板(←普通の人は持ってないですよね・・・)をコンコンと肘に当ててみたり、畳の縁に沿って、尺骨(肘)を当てながら滑らせてみたり、あと、ホームページにも書きましたが、髪の毛をコピー用紙の下に置き、紙の上から肘でなぞって、髪の毛のある位置を探ったり、肘の感覚を増す練習をしていました。
努力の結果、ある時期から、尺骨で触っている部分が、どういうふうに凝っているかがなんとなく分かるようになってきたのです。背骨の両脇の起立筋群の位置も尺骨で分かるようになってきました。すると、今までの自分がウソのようにスーっと肩の力が抜け、相手(授業中の他の生徒さん)の身体を楽にほぐせるようになったのです。
そして何よりうれしいのが、相手から「坂谷さん、最近、ほぐし上手くなったね。効いてるよ。」と言われるようになったことでした。まだまだ整体の初歩の初歩でしたが、当時の私には大きな自信となりました。骨を感じ、筋肉を感じ、そうしないと相手がどういう状態か理解することはできません。相手の状態が分からなくては、どう整せばいいか分かるはずもありません。尺骨で身体の状態を感じ取るのは、極理式の整体法になくてはならないものなのです。
また、大輪先生からは、開業したらとにかく、玄関だけでなく、整体院の周りをきれいに掃除しなさいと言われました。目の前の歩道もできるだけきれいにしなさいと言われました。これはずっと、毎朝実践しています。バス停の周りに散乱する吸いがら、ゴミも自分の仕事だと思ってきれいに掃除しています。他にも大輪先生には整体師の心構えをいろいろ教わりました。教訓として、大事にしていきたいと思います。
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