肩に力が入り過ぎた時に読む本○

 先日、患者さんから、加島祥造さんの『受いれる』という本を薦められました。お話しを聞いているうち、ぜひ私の母に読んでもらいたいと思い、その日のうちにネットで即購入。私も少し読んで、「やっぱり良い本だなぁ。」と思いながら、ちょうど遊びに来てくれた母にプレゼントしました。私自身は、実家に帰った時にでもじっくり読ませてもらいたいと思います。

 そして私の方はというと、サイトの内容情報にあった「大ベストセラー『求めない』から5年・・・」というのが気になり、まず先に『求めない』を読まなきゃな思い、こちらを自分用に購入しました。読んでみると、思ったとおり今の自分が読まなくてはいけない本でした。というのも、私は何事にも、つい肩に力が入り過ぎてしまうからです。

 整体の養成校でも、大輪先生によく注意されてました。実際、身体のほぐし方が分からず、つい力が入ってしまうのですが、それよりも、頭がかたいというか、肩に力の入った考え方をしているというか、そういう心の面をよく指摘されていました。今は、整体の時は、力でやることはありませんが、自分でも「もうちょっと、物事楽に考えられたらな」と思う時はあります。

 なんで、自分がつい肩に力が入ってしまうのか、物事を楽に考えることができないのか、その答えがこの『求めない』にあったような気がします。この本は、別に悟りを開けと言っているわけではありませんし、欲しいものをあきらめろと言っているわけでもありません。きっと、「何でもかんでも、ホントは必要としない物までも、他人に、自分に、求めすぎてないかい?」って言っているんだと思うのです。求めすぎ⇒無理してる⇒力入る って感じなんでしょうね、多分。

 目標を決めて、結果を求めて、がんばって、努力して、その過程で一心不乱に没頭して、それ以外に何も考えてないというか、考えずにすべてが自然に動いていると思えるほど集中している瞬間は、この上ない幸せな瞬間です。また、誰かに何かを求めて、それが果たされた時は、みんなうれしいですよね。

 そういったことは、この本では否定されていません。求めるやり方で、頭がいっぱいになっている人の、「ほら、求めないってやり方もあるんだよ。」って教えてくれているだけなんです。  「肩に力が入り過ぎているかな」とか、「どうしてこう、物事うまくいかないんだろう」と思った時に読んでみてください。きっと、周りの何も変わっていないはずなのに、明からに何かが変わっているはずですから。 

 

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