空手とは・・・なんていちいち言いたくないのですが○

 先日、ウチの小2の娘が、同学年のお友達から、「空手なんて、暴力でしょ!」と言われてきたそうです。どういう流れでそうなったか、詳しく知りませんが、ウチの娘は、ただ「違うよ。」とだけ言っておいたそうです。その子は娘が空手を習っているのを知っています。おそらくそれで、憎まれ口を叩いて、わざと娘の嫌がることを言ったのでしょう。本気でそうは思ってないとしても、少し悲しくなりました。

 ちなみに、当然ながら空手道を含む武道は、暴力などではありません。違うどころか、暴力と真逆のところにあります。それは『武』の文字を分解すれば分かります。『武』とは、『戈(ほこ)』を『止める』、もしくは『斗(たたたかい)』を『止める』と書くのです。つまり武道とは、暴力を止めるためのものなのです。

 ウチの娘は、学校でもめた際に空手の技を使ったことはありません。(というより、正直まだ有効的に使えるレベルではないのですが)以前に、男のお友達にイジワルされて、首元を引っ掻かれて、血をにじませて帰って来た時でも、「やり返すとケンカになっちゃうからガマンした。」と言ってましたくらいです。ですから、その子の前でもけっして暴力的な振る舞いをしていないはず。それなのに、なぜそんなことを言われなければならないのか、理解に苦しみます。

 私も普段から、「空手は本当は、空手道と言って、心をみがく為のものなんだよ。だから、礼儀と思いやりが大事なんだ。」としょっちゅう言ってます。また、娘が少しでも空手好きになるように買った空手マンガ、『クロオビ!隼太』や『ハンザスカイ』にも、暴力に対して、空手道を学んでいる者はどう対応すべきか、為になるシーンが出てきます。

 私はいちいち、空手の何たるかなんて、あまり言いたくありません。とくに子供にとっては、楽しくできるのが一番ですから。そしてその中で、返事やあいさつ、お互いへの礼、思いやり、正しい姿勢などが自然に身についていったらいいと思っています。そんなに上手いこといくはずもなく、幼稚園の空手教室でも、小学生向けの少年部でも、四苦八苦してますが(笑)

 私自身、空手は単純に好きだからやっています。それを続けているうちに、自然と人格形成が為されていくならばこんなにラッキーなことはありません。ウチの子にも、今の空手の生徒さんたちにも、もっともっと空手が好きになってもらいたいと思っています。『好きこそ物の上手なれ』は本当です。できれば、娘に憎まれ口を叩いた子も空手をやってみればいいのに、そんな風に思います。

 

 

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