“つぶやく”なら他人に聞こえないように○

復興庁:幹部ツイッター暴言 「左翼クソ」「懸案曖昧に」 毎日新聞 2013年06月13日 07時00分(最終更新 06月13日 12時17分)

 復興庁で福島県の被災者支援を担当する幹部職員が個人のツイッター上で「国家公務員」を名乗り、課題の先送りにより「懸案が一つ解決」と言ったり、職務上関係する国会議員や市民団体を中傷したりするツイートを繰り返していたことが分かった。政府の復興への取り組み姿勢を疑われかねないとして、同庁はこの職員から事情を聴いており、近く処分する方針。

 この職員は総務省キャリアの水野靖久・復興庁参事官(45)。千葉県船橋市の副市長を経て昨年8月同庁に出向し、東京電力福島第1原発事故で約15万人が避難する福島県の支援を担当。超党派の議員立法で昨年6月に成立した「子ども・被災者生活支援法」に基づき、具体的な支援策を定める基本方針のとりまとめに当たっている。

 水野氏は今年3月7日、衆院議員会館で市民団体が開いた集会で、同庁側の責任者としてとりまとめ状況を説明。同日「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」とツイートした。翌8日には「今日は懸案が一つ解決。正確に言うと、白黒つけずに曖昧なままにしておくことに関係者が同意」と、課題の先送りを歓迎するかのような内容をツイートしていた。

 ツイートは水野氏が現職に就いて以降、分かっただけで計約600回に上る。以前は本名でツイートしていたが、昨年10月からは匿名に切り替えた。

 実際に同法を巡っては、支援の対象とする地域の放射線量の基準が決まらないことから、成立からほぼ1年がたっても基本方針がまとまっていない。根本匠復興相は3月15日、基本方針と別に同法の趣旨を踏まえた支援策「被災者支援施策パッケージ」を発表したが、成立に関わった国会議員や期待していた市民団体は、内容が当初の想定から後退しているとして「骨抜きだ」と批判していた。

 水野氏はこれらの国会議員や閣僚に対しても文脈から相手がほぼ特定できる形で「ドラえもん似」「虚言癖」などと中傷していた。  

 水野氏はツイートの真意をただした毎日新聞の取材に「個人でやっている」「記憶にない」とだけ繰り返し、コメントを拒否。その直後、ツイッターのアカウントを削除した。復興庁は重大な事案だとして事実を確認中で、「結果などを踏まえて適切に対処したい」としている。【日野行介、袴田貴行】

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 復興庁の幹部ツイッター暴言記事には正直、開いた口がふさがりませんでした。総務省のキャリア官僚が、私と同じ45歳にもなって、言って良い事と悪いことの区別もできないのかと呆れてしまいました。居酒屋で同僚とグチッているのをたまたま聞かれたというなら、同情もしますが、わざわざツィッターに書き込むなど、どうかしています。処分としては、懲戒免職まではいかないでしょうが、停職処分⇒依願退職までは覚悟したほうがいいでしょう。

 自業自得とは言え、これで安泰だったはずの国家公務員職を棒に振るとは、かわいそうな気がしますが、暴言をツイッターで吐かなければならないほど、仕事にストレスを感じているのであれば、辞めたほうがスッキリするでしょう。人はどのような思想信条を持とうが自由ですが、少なくとも相手を思いやれない人は、公務員やサービス業という職種は不向きでしょうね。

 それにしても、口に出して、それを誰かが聞いたら、不快に思うかもしれない“つぶやき”をWeb上に晒すという行動は、私には理解できません。もちろん、仕事をしていれば当然、不平不満というものは出てくるでしょう。性格が合わない人とも一緒に仕事をしなければなりません。それをグチることまでは反対はしませんが、そのつぶやきは他人に聞こえないようにしておいたほうがいいと思います。グチッても何も解決しませんが、声に出すことで、また誰かに聞いてもらうことで楽になるというのは分かります。しかし、Webはダメです。歩行者天国のスクランブル交差点のど真ん中で、叫んでいるようなものです。

 それにしても最近、有名人のブログの記事や、ツイッターのつぶやきが問題になることが多いですね。本当に私的なことなら、日記にでも書いて、引き出しにしまっておけばいいと思います。Webにアップした時点で、それはアップした責任を持つ情報発信です。自分の日記(人に見せないこと前提)に、どんなひどい言葉で、誰かの悪口を書こうがそれはまったくの自由ですが、それを不特定多数の目に触れるようにしたら、誹謗中傷です。名誉毀損になるかもしれません。その区別がついていない人が多いのではないでしょうか。

 匿名での掲示板の書き込みには、なかにはひどい誹謗中傷もありますが、今は匿名でも、どのパソコンから書き込みを行なったか特定できます。愉快犯の犯行予告などは逮捕者も出ていますね。匿名にせよ、実名にせよ、人の目につくようなところに、人の悪口や、誰かが聞いて不快に思うような愚痴は書かない、これって最低限のWebのマナーだと思います。

 

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