自衛ってなに?護身ってなに?と考えてしまいます○

 三鷹の女子高生刺殺事件は、時間の経過とともに、その詳細が、ニュース番組や新聞で明らかになっていますね。犯人が2階から侵入し、女子高生の部屋のクローゼットにひそんで待ち構えていたという話しは、報道で見て、ぞっとしました。もし自分が被害に遭っていたら、ましてや家族が被害に遭っていたらと思うと、そら恐ろしくなります。

 こういう、強い殺意を持って被害を加えようとする人に対して、私達はどう自衛していけばいいのか、護身とはなんなのか、考えてしまいました。私は長年空手をやっています。娘達にも空手を習わせています。整体の患者さんや知り合いの方には、たまに「いざという時は、空手が使えるから安心ね」と言われたりしますが、そんな風に思えたことは、実は一度もありません。まして、部屋でくつろいでる時に、まったく想定していないところから、いきなり人が襲ってきて、冷静にその攻撃をかわして、取り押さえるなんてマネ、お恥ずかしい話しですが、私はできる自信がありません。せいぜい目の前で、ある程度の距離から襲って来たのなら、可能でしょうが。

 護身の基本は、文字通り「身を護ること」です。相手を倒すことではありません。ですから、危険な場から立ち去ることができれば、それで護身成功です。危険な場すなわち相手と格闘して、身を護るというのは最後の最後の手段です。もっと言えば、もともと危険な場に足を踏み入れない、危険な状態を作らないことができれば、危険を回避する必要もないのですから、安全ですね。これを『護身』と区別して、ここでは『自衛』と呼びたいと思います。

 ストーカーによる殺人と言えば、桶川の女性が被害に遭った事件を思い出しますが、あの事件の教訓が、結局活かされてなかったのかと悔やまれてなりません。警察も、もう少しきめ細かい対応が出来たとは思うのですが、他の業務もある中でのことなので、一方的に警察を責めるのもどうかと思います。そうなると、もう自分で自分の身を衛るしかないのですが、ではどうしたらいいんでしょうか?

 このブログを書いている最中も、妙案は浮かびません。しかし、できることなら、自分の周りの人をストーカーにさせない、ストーカー行為をする気も起こさせないというのがベストなのでしょう。その方法が分からないから、とくにこれという決定打がないから、この手の犯罪が起こってしまうのも事実です。ストーカー行為やそれがエスカレートしての犯罪行為で、被害者のほうにはまったく悪い点はありません。100%加害者のほうが悪いのです。しかし、私達も、被害が及ぶ可能性を限りなくゼロに近づける生活を送る、という知恵が必要な時代なのかもしれません。

 ある程度その辺を意識した生活を、そしてもしストーカー行為が身近で起こった場合の護身の方法を、一度考えたり、家族で話し合ったりしたほうがいいのかなと思います。

 

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