日本一子育てしやすいまちを目指すなら

 整体院は越谷市の北部にありますが、私の住んでいるところは、クレヨンしんちゃんでおなじみの春日部市です。都会と田舎のちょうど中間という感じで、まあまあ住みやすいところかなぁと思っています。  しかし、この春日部市でも、今月24日に、春日部市立病院(小谷昭夫病院長)の小児科と産科を医師不足を理由に9月1日から当面の間休診すると発表しました。2人の小児科医は、8月末と9月末に退職し、いなくなってしまいます。産科は4人の医師のうち、1人が8月末で退職し、人手不足で十分な対応ができないことから休診を決めたそうです。  この市立病院の小児科と産科の人手不足の話しは地域でもうわさになっていましたが、まさか本当に休診になってしまうとは思ってもいませんでした。今でさえ、子供をかかりつけの小児科医院に連れて行くと、たくさんの子供と親御さんたちでいつも混んでいます。ここ2~3年で春日部市内でも、諸事情から産科を取りやめている医院が目立ってきており、安心して子供を産めるところが少なくなってきています。  そんな中、本来市立病院が率先して小児科、産科を拡充し、地域医療を守っていかなければならないはず…  春日部市は、石川良三市長の方針で、日本一子育てしやすいまちを目指しています。ちなみに今年から、子供医療費(通院)の自己負担分助成が、4歳から6歳にやっと引き上げられました。これでも平均的なレベルだと思いますが、良くしていこうという姿勢は感じられました。  逆に、草加市の市立病院では、平成17年3月から休止していた産科を平成19年10月1日から再開をします。以前は産婦人科医5人が分娩や手術等を行ってきましたが、医師の病気や退職等により、やむなく産科を休止の事態におちいっていたのです。産科診療は、過酷な勤務状況等により産婦人科医が年々減少し、全国各地の病院で産科の廃止や休止が相次いでいます。そんな中で休止した産科を本格的に再開するという事例は、全国的にも極めて少ないケースといえます。  春日部市にもできないはずがありません。市立病院の小児科、産科の一日でも早い再開を望みます。  少子化を止めたいなら、子供を安心して産めるところを確保する。一人っ子の家庭に兄弟をもってもらえるような、兄弟がいる家庭でも経済的にも安心してもう一人増やしてもらえるような社会をつくっていくべきです。当然、市だけではできることが限られますので、国としても、舛添要一厚生労働大臣や 上川陽子少子化担当大臣にもしっかりとこの現状を考えてもらいたいと思います。  あなたのまちでは、今、地域医療がどうなっているのか知っていますか? ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す[emoji:e-365] blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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