夏こそ用心を忘れずに

 学校も夏休みに入って、梅雨明けして、いよいよ夏本番ですね。夏祭りやら、山や海への行楽、旅行、実家への帰省など、イベント事が多い時期。その一方で、明るい、楽しいニュースだけでなく、事故や事件などつらい、悲しいニュースも多く報道されます。

 子供達が学校から持ち帰って来る夏休みのしおりの中にも、事故や事件に巻き込まれないよう、また熱中症などにかからないよう体調管理に注意して、楽しい、充実した夏休みを過ごしてほしい旨が書かれていますね。

 そんな中、夏休み直前に起きた岡山の女児監禁事件は、本当にショックでした。私のも、小学生と中学生の娘がいますので、他人事としてニュースを見られませんでした。女の子が無事保護され、犯人が逮捕されたニュースを見た時は、ほっと胸をなでおろしました。

 越谷でも、ひんぱんではありませんが、不審者情報が流れることがあります。大きな事件に発展することはありませんが、それでもそういう時は娘が帰宅するまで気が気ではありません。よく、「先生のところは、娘さんも空手を習っているから、安心ね。」と言われますが、自分の目から見て、実際に娘たちがどれだけ『護身』というものを理解しているか、本当に危ない目にあった時に空手を有効に使えるのか、正直、クエスチョンです。

 今日も、朝のテレビで、「護身のための武道が見直されている」という内容のものが流れていました。私は、「安易だな~。」と思いながらも、こうして武道が注目されること自体はいいことだと思って、テレビを見ていました。

 護身は、字のとおり身を護ることです。どうすれば身を護れるか、それは危険な目に遭わないことです。即ち、危険予知、危険の事前回避が一番の護身なのです。武道の稽古を通じて、学ばなければならないのは、危険回避の『心構え』です。その上で、どうしても回避できない危険に遭遇し、すぐにその場から立ち去ることができない時にはじめて、武道で身につけた技術を用いて相手を制するのです。

 これは事件だけではなく、事故への備えにも言えます。横断歩道を渡る時、クルマは来ていないか、自転車で走行中、歩行者が横切ろうとしてないか、周囲の状況に目を配っておけば、自分と相手の優先順位に関係なく、危険を回避できる用意ができます。

 私も、スクーターを買い換えた初日、信号のない交差点を狭い路地から、軽自動車が一旦停止せず、私の目の前を横切り、私は急ブレーキをかけ、危うく事故を回避しました。もし、もう少しスピードを出していたら、こちらが優先道路だと高をくくっていたら、軽自動車の飛び出しに気づくのが遅れていたら、間違いなく事故になっていたでしょう。それでいくら相手に非があろうが、事故でケガして痛い思いをするのは私なのです。それでしたら、優先道路を走行中でも、ある程度の危険予知は必要でしょう。

 自分は、武道を習っているから、少々危険な時間帯や場所でも平気なんていう勘違いは絶対にしてはなりません。その時点ですでに護身になっていません。また、健康に自信があるから、この暑さの中でも平気とか、クルマの運転には自信があるから、スピードを出しても平気などもただの勘違いです。

 夏は、暑さにかまけて、ついつい気が緩みがちです。いろんなことに、「このくらいは平気だろう」、「今日くらいは平気だろう」と油断しがちです。しかし、だからこそ、『夏の用心のしかた』今一度、見つめ直す必要があるのだと思います。

 冷夏だとは思いませんが、昨年よりも梅雨明けが遅い分、短い夏になりそうです。用心を忘れずに、思いでいっぱいの楽しい夏をお過ごしください。

 

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