まだ、イジメに甘い体質があるような気が。

下級生を床に投げ骨折させた疑い 前橋育英バスケ部 (asahi.com 2014年7月29日)

 私立前橋育英高校(前橋市)の男子バスケットボール部で昨年12月、上級生2人が下級生1人を体育館の床に投げ、鎖骨骨折のけがをさせたとして、群馬県警が6月、この2人を傷害容疑で前橋地検に書類送検していたことがわかった。地検は同じ非行内容で前橋家裁に送致した。

 学校によると、昨年12月の自主練習中、当時2年の部員2人が当時1年の部員を仰向けの状態で、1人が両手、1人が両足をつかんで空中で揺らした後、床に投げ、右鎖骨骨折の約2カ月のけがを負わせたという。上級生2人は「ふざけてやった」と説明した。学校側は他の部員にも聴取し、「いじめではなく、悪ふざけの一環」と判断。2人を昨年12月に停学処分にした。けがをした下級生は今年5月、「部になじめない」と転校したという。

 バスケ部は8月の全国高校総体に出場予定で、停学処分を終えた2人も選手登録されている。竹渕敏校長は「非常に危険な行為で、深刻な事態と受け止めている。再発防止を徹底したい」と話している。

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 先日、気になる記事を見つけました。私が以前住んでいた群馬県高崎市の隣りにある、県庁所在地・前橋市の前橋育英高校のバスケットボール部で、昨年末、2人の2年生の過度な悪ふざけにより、1年生が骨折の重傷を負い、今年度にはその被害生徒が転校を余儀なくされている事態が発生していたのです。しかも、記事によると、学年が上がって3年生になった加害生徒は、8月のインターハイに出場予定だというのです。しかし、私はどうも釈然としません。

 まず、2人がかりで後輩を床に投げつける行為を「悪ふざけ」という括りにしていいのか?という問題です。私は、つい先日、日体協のスポーツ指導者講習で、体罰についての講義を受けました。また今後、暴力的な指導を行った結果、被害者が退部に追い込まれたり、心身に重大な障害を与えた場合は、その指導者は、無期の資格停止や資格剥奪の処分が下されることになるなど、体罰撲滅へ向けて、日体協は厳しい姿勢で臨んでいます。暴力的な指導には、パワハラやセクハラはもちろん、明らかに競技力の向上と無関係なしごきや、罰としての特訓も含まれます。

 私は、体罰は、指導の名を借りたイジメだと考えます。絶対に許されない行為です。その基準で見た場合、この2人がやった行為は、記事を読む限り、あきらかにイジメです。残念ながら、学校、とくに部活動の中では、まだイジメに甘い体質があるようにですね。

 8月のインターハイ出場を決めたということは、その前に県大会を勝ち上がっているということです。ですからその間、通常の部活動や対外試合もOKだったということになります。もちろん、ケガをさせた生徒は、停学処分を受け、十分反省もしているということで、部活動に復帰しているんでしょうが、これで万事片がついたとしていいのか、疑問が残ります。

 高校野球であればそうは行きません。例えば、越谷の某高校は数年前に、野球部内での暴力によるイジメが発覚し、ケガ自体はあざが出来る程度でしたが、そのことで県大会の出場を辞退しています。高野連と高体連では、組織も基準も違うのでしょうし、何でも連帯責任にすることに問題がないとも思いませんが、もしイジメ撲滅より、高校の実績作りを優先するというならば、教育の一環としての部活動という枠組みが揺らぐものとなります。

 高校生とはいえ、まだ未成年。間違うこともあります。若気の至りの時もあるでしょう。再チャレンジが許されてもいいと思います。しかしその一方、「これくらいなら悪いことでも許される」、「建前はイジメはダメだと言っても、競技の実力さえあれば、試合に使ってもらえる」と受け取られては、その生徒は、将来そういう価値観を持つ人間になります。それは大人の責任です。

 たとえ指摘をすることが、一時的に自分にとって不都合だと感じても、大人や、周りの人が、きっぱりと「それ、イジメだよ。」と、毅然とした態度を取ることが、イジメ撲滅への第一歩になるのだと思います。   

 

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