正論の暴走を危惧する

 11日のWBCフライ級タイトルマッチ以降、亀田大毅選手をはじめとする亀田家へのバッシングが止まりません。昨日、謝罪会見を行なったら行なったで、今日また、「大毅選手が直接口頭で謝罪をしていない」、「史郎氏の謝罪が不十分」、「反省がみられない」とマスコミはこぞって非難・批判を繰り返しています。  正直言って、「異様だな・・・」って思いました。  たしかに、大毅選手や史郎氏・興毅選手の行為は許されません。厳正に処分されるべきです。そして、そのとおり厳正なる処分が下り、亀田家は了承しました。また、昨日は公式に謝罪会見を行ないました。マスコミはこれだけでは不服なようです。  謝罪の仕方や、受け止め方はその人それぞれです。私は、大毅選手が「頭を丸刈りにし、恥をさらすのを覚悟で、針のむしろになるあの会見場に出てきた」それだけで十分だと感じました。うわべだけの言葉が何になるでしょう?あの姿を見て、自分のしでかした過ちを反省しているように見えないのでしょうか?史郎氏も言葉足らずかもしれませんが、あれが、「彼の精一杯の謝罪の態度」なのだと思います。  相手が「ごめんなさい」と頭を下げているのに、それを足で上から踏みつけるような今のマスコミの論調には、はなはだ疑問を感じます。たしかにマスコミは正論を言ってます。でも、正論なら何を言ってもいいのでしょうか?何か正論が暴走しているような気がしてとても怖いのです。会見自体や謝罪内容に不備・不満もあろうかと思います。でも、あれが今の彼らの精一杯なのです。それを認めてあげてもいいんじゃないでしょうか?  今日、大毅選手は、対戦相手の内藤選手を訪れて直接謝罪したそうです。内藤選手も気持ちよく謝罪を受け入れ、逆に大毅選手を励ましたそうです。こういった内藤選手の対応をマスコミは見習ってほしいと思います。 ~:~:~:~:~:~:~  相手の誤りや悪さを追及し、正論を主張するあまり、いつしか自分が正義の味方にでもなったような感覚に酔いしれ、その快感を持続させたいがために、相手を非難し続ける・・・そんな経験ありませんか?私も振り返ってよく考えてみたいと思います。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す[emoji:e-365] blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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