暴走を止められなかった息子たち

 食肉加工卸会社ミートホープ(北海道苫小牧市・自己破産手続き中)による偽装「牛ミンチ」事件で、北海道警は24日、豚や鶏を混ぜたミンチ肉を「牛100%」と偽って表示し、食品加工会社に出荷したとして、元社長の田中稔(69)と元専務の三男恵人(34)、元工場長の中島正吉(59)、ひき肉製造責任者の岩谷静雄(64)ら工場長経験者3名について、不正競争防止法違反(虚偽表示)の容疑で逮捕した。 ~ミートホープの田中社長ら4人逮捕 虚偽表示の疑い~(2007年10月24日朝日新聞より)  「赤福」や「比内鶏」の偽装の実態が次々と明らかになり、つくづくの食の安全や信頼とはいったい何なのか、ただの虚構に過ぎないのか?と頭を悩ませています。そんな中、ミートホープ元幹部らが逮捕されました。社長(もしくは会社全体)の暴走はなぜ起きたのか、なぜ止められなかったのか徹底的に原因と責任を追求し、消費者が安心して食品を買えるようにしてもらいたいと思います。  不謹慎かもしれませんが、赤福の社長の釈明会見をはじめて見た時、「あっ、この人、2世っぽい!」と思ってしまいました。300年の歴史を持つ赤福ですから、当然2代目ではなく11代目なのですが、先代の社長で現会長は、父親です。  とても優しそうな顔立ちなのですが、どことなく頼りない。厳しく言えば、自分の足で立っていると思っていても、必ず誰かが下から持ち上げている、事の真実を見極めようとしてもそれをさせてもらえない・・・そんな感じで、同族会社で守られながら働き続け、そのまま社長におさまったような印象を受けます。  現に、会見では、懸命に説明し謝罪しているのですが、後から後から新しい事実が発覚し、訂正を繰り返しています。前回の会見で社長がウソをついていないとすれば、この人は、社員時代~社長になった今でも会社の実態をまったく把握していない、または前社長や周囲から意図的に知らされていなかったということになります。  一言ことわっておきますが、私は2世が社長になることは決して悪いとは思っていません。家業や先代の会社を継いで、より良い会社に発展させていくことはすばらしいことだと思います。ほとんどの会社は、そうやって先代を引き継いだ者が、様々な工夫や改善を重ねて、苦労して業績を伸ばしているのだと思います。それをせず、先代からの悪しき習慣をそのままに経営してしまっていたことが、赤福の現社長の最大の失敗だったのではないでしょうか。  ミートホープでは、3男の恵人氏は専務でありながら、社長の暴走を止められませんでした。パロマ会長の息子である小林弘明社長は、実態を把握できておらず、会見当初、設置した設備業者を非難し、後日、メーカー側の設計ミスであると謝罪しました。不二家の期限切れ原材料使用問題から浮き彫りになったずさんな食品衛生管理体制も、自浄作用が働きにくい同族会社の弊害の表れだという指摘もありました。  社長が代われば、その会社は大きく変わることが出来ます。いい例は、日産のカルロス・ゴーン社長でしょう。もちろん、「代」わらなくても、社長の考え方が「変」われば、会社は変わります。もし、赤福が、現社長が辞任せず経営をしていくならば、先代の暴走を許していた自分を猛省し、同族の弊害を一掃し、生まれ変わる覚悟で新体制で出直しをはかってもらいたいと思います。     ~:~:~:~:~:~:~  私も、個人で開業しているとはいえ、「経営者」ということになります。私の場合、暴走することはないと思っていますが、何か企画をする時は、まず、妻に相談するようにしています。その際、その意見はできるだけ取り入れるよう心がけています。  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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