今年を顕す漢字は何になってほしいですか?

「義」の年にできないものか (asahi.com新聞案内人より抜粋) <島 脩  元読売新聞編集局長> ・・・今年いただいた年賀状に、「一昨年は『偽』、昨年は『変』、今年は『乱』になるのでしょうか」と添え書きされていた。政治にも経済にも、それを予感させる兆候はいくつもある。「なるほどな」と思いながら、いろいろ考えてみたが、私自身は、こんな時こそ、「社会正義」「信義」「道義」「義理人情」に支えられた国づくりを目指したいな、と思う。 そして、「義」で表される年にできないものか。そんな望みを託しながら、めげずに歩いて行きたい。 ~:~:~  そうですね。不況や火災、殺人事件など悲しく、重苦しいニュースが連日のように報道され、波『乱』含みの年明けとなっていますね。ただ、毎年あまり良いイメージでない漢字ばかりが続くというのは、うれしいものではありません。そういった意味では、島氏の 『義』 という字には期待を込めて応援したいと思います。    しかし、「それでは今年は、『義』で行きましょう!」 ではおもしろくないので、私もそれなりに考えてみました。私が期待する今年の漢字、それは・・・ 『機』 です。  昨年の字は、『変』 でした。これを大“変”と解釈すれば、“ピンチ”という意味になります。であるななば、「ピンチの後に、チャンスあり」! そう、『チャンス』=『“機”会』です。昨年にピンチが来たなら、今年はチャンスが来ると思えばいいのです。できれば、オバマ新大統領にも、今年は「change!」でなく「Chance!」と言ってほしいと思います。  もちろん、この“Chance”という言葉、日本語では、好機など良い意味でしか使いませんが、本来は偶然や機会そのものを指しこれには幸運も不運も含まれます。しかし、だからこそ、良い意味でも悪い意味でも使えるからこそ、“好機”や“幸運”ではなく、ただの“機”が今年を顕す字にふさわしくなってほしいのです。  たしかに昨年は、大“変”な年でありましたが、その一方でさまざまな“変”化が訪れた年でもありました。しかし、変化すること自体は必ずしも悪いことではありません。社会情勢や、生活環境が変わる。悪い方向に変わればピンチですが、変化はそれを機に、新しいことを始めるチャンスにもなります。今までの自分から一歩踏み出して、新しい自分を作るきっかけにするのです。  それはもちろん、好機ばかりではありません。しっかりと踏み出す足の方向を確かめないと、道を踏み外し、転落人生まっしぐら・・・となるやもしれません。それも含めて私は『機』だと思います。つまりは、訪れる機を“好機”にするか、“不運の始まり”にするかは、自分次第ということです。  また、“機”と言えば、『機械』や『機器』など、製造業を思わせる言葉ですね。この製造業がしっかりしなければ日本経済の復活はありえません。自動車産業をはじめとして、厳しい状況が続くと予想されますが、すべての業種で不振を極めているわけでもありませんし、消費が落ち込んでいるといっても誰も何も買っていないわけではありません。家電量販店は、初売りから好調な滑り出しのようですし、ユニクロは利益の見通しを上方修正しています。身近な例では、近所のトイザらスは、クリスマスの時期も、年始の初売りでも、大変な賑わいでした。  ということは、この好調に販売されている物を、製造しているメーカーがいるわけです(ユニクロの場合ほとんどが中国製ですが)。また、円高で輸出企業は大変なダメージを受ける一方、輸入品は安くなるので、円高差益還元セールなどができる業種には、購買意欲の掘り起こしに追い風でしょう。いずれにせよ、産業機器や機械メーカー復活の年になってほしいと思います。   ※書いてみてはじめて気づきましたが、“Change”と“Chance”は、1文字違いです。  もうひとつ“Challenge”も、Chaで始まる言葉ですね。 ~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~ ☆チャンスを逃すな!挑戦せよ!  (但し、成功するチャンスと同様に、失敗するチャンスも目の前にあります。)
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