素早い対応に、好感

 私は患者さんに、「コーヒーの飲み過ぎはからだを冷やしますから気をつけて。」とよく言っているのですが、実はその私自身が大のコーヒー好きなので、あまり説得力がありません(汗;) コーヒー好きと言っても、そんなにこだわりがあるというのでもなく、たまには専門店で豆を買って飲むこともありますが、普段はスーパーやドラッグストアで挽いた状態の市販のレギュラーコーヒーを買っています。    先日、ドラッグストアでMAXIMのキリマンジャロブレンドを買って飲んでみたのですが、今回はいつもと比べて、あまりにおいしくなかったので、AGFのホームページから問合せ(というより文句)のメールを送ってしまいました。パッケージはいつもと同じように真空パック。賞味期限も1年以上先になっていますが、まず封を切った瞬間の香りがほとんど感じられなかったのです。これだけでも「?」と思ったのですが、実際にペーパードリップしてみるとますます「?」は深まりました。蒸らし~ドリップの最中、泡が立たず、香りもしないのです。そう、まるで封をし忘れて放置された粉で淹れたような感じなのです。それでも、まあ市販のものなら泡立ちは少しくらい劣るかなと思い直して、一口飲んだ瞬間、すごく残念な気分になりました。淹れ方を間違えたかと思うくらい、香りがなく、ただ苦いばかりで、まったくおいしくなかったのです。もったいないのでなんとかその一杯は捨てずに飲み切り、しばらくしてもう一度丁寧に淹れてみたのですが、結果は同じでした。またまた残念な気分になりました。  この商品は220g(200g+10%増量)入りでしたので、一杯につき10gとすると22杯分になります。これをこのまま黙ってあと20杯も飲むのはつら過ぎます。この気持ちをなんとか分かってほしいと思い、思い切ってメーカーにメールを出したのです。するとその対応は、丁寧で素早いものでした。  夕方にメールを出したのですが、翌日の午前中に(消費者対応の)担当から電話がありました。この度は弊社の商品でご迷惑をおかけし申しわけない、さっそく代わりの商品を送らせていただきたい、弊社で調べたいので着払いで商品を送ってほしいという内容でした。そしてその翌日には、宅急便で新しいMAXIMが届き、買った商品を引き換えに渡しました。そしてそのまた翌日、問題の商品を受取った旨の電話がありました。このムダのないスピーディな対応には驚かされました。  ちなみに新しいMAXIMのキリマンジャロブレンドはとってもおいしかったです。最初に開けた時の香りも淹れて飲んだ時も味わいも文句なしでした。もうなくなってしまったので、この前、MAXIMの『ちょっと贅沢なコーヒー店』の方を買ってきました。こちらの方もとくに問題なく、おいしく飲んでいます。  味覚は人それぞれで、メーカー側としては食中毒を起こすなど、商品に明らかに瑕疵や欠陥があったわけでもないので、私の文句は、『ただのクレーマーの言いがかり』と相手にしないという選択もあったかと思います。そこを突っぱねたり、イヤイヤ仕方なく対応するのでなく、とても誠実な素晴らしい対応でした。こういう時にこういう対応が取れるのは自社の商品に自信とプライドがあるからだと思います。AGFというメーカーの強さを感じると同時に、好感が持てました。  (でも、あの買った商品には、何かの原因で古い豆or空気にさらされた粉が混入していたと思います。) ~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~  自分のミスを指摘された時に、それに素直に耳を傾けることのできる人間でなければ、尊敬はされません。せいぜい裸の王様が関の山です。
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