患者さん自身の力のおかげ~O脚改善例~

090405_1517~0001_convert_20090406091355090405_1617~0002_convert_20090406091455 ~:~:~  昨日の日曜日、身体の歪みが気になるという女性の患者さんからお電話があり、空き時間は確保できたので、当日予約の受付をしてご来院いただきました。自己申告どおり、立ち姿は右肩が下がりながらも、左重心に。顎にも歪みが出て、噛み合わせも悪いとのことでした。しかし、私が最も気になったのは患者さんのO脚でした(左写真)。  少し考えましたが、歪みを気にして、せっかく来院してくださったのですから、こちらもできるだけのことをしなくてはと思い、O脚矯正を中心とした施術でいくことにしました。それにプラスして、骨盤の左右の歪みの改善と、顎関節をねらった調整を施し、なんとか時間内に施術を終え、最後にまた、写真を撮らせていただきました(右写真)。  写真を撮る前に、施術ベッからド立ちあがった感じで、すでに患者さんには立ちやすさなど、変化を感じてもらっていましたが、実際に施術前と施術後の写真をその場で確認してもらい、膝と膝の間や内向きになっていた膝の向きなど、その効果を実感していただきました。もちろん、姿見(鏡)の前に立って、左右の肩のラインが水平になっているのも、確認してもらいましたし、顎の歪みの改善と、口の開きやすさも実感していただきました。患者さんの喜ぶ顔を見て、私もうれしくなりました。  患者さんからは、たった1回の整体でこんなにも変わるものかと驚かれましたが、顎の歪みも身体の歪みと無関係ではありません。スムーズに顎の歪みも改善したのは、全体のバランスが取れてきた証拠でもあります。またそれは、もともと患者さんに正しい状態に戻れる力があったということでもあります。整体師は、そのきっかけを与え、正しくその力を引き出したに過ぎません。整体師が「私の力で直してやろう。」 などと考えて施術をしていたら、どうしてもムリな力が働き、きっと良い結果にはならないでしょう。  私は、「直すのは患者さん自身、直った時は患者さんのおかげ。整体師はそのお手伝い。」という立場でいいと考えています。ただ、O脚などの歪みをしっかりと直し、その状態を継続するには、ある程度の期間、きちんと施術を受ける必要があります。患者さんには、そのことを伝え、O脚改善プログラムをおすすめしました。  ~〈整体師を目指す方へ今日の一言〉~  患者さんの状態をしっかりと見極め、正しい施術ができたなら改善することはさほど困難ではありません。
2024年4月
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