筋としては、一旦辞職すべきでは?○

陸山会事件:国会議員にも波紋

 小沢氏起訴議決(2008年10月5日毎日新聞より)

 小沢元代表の起訴議決で4日、与野党の国会議員にも波紋が広がった。

 代表選で小沢氏の推薦人だった川内博史衆院議員(鹿児島1区)は、小沢氏の秘書の一人を取り調べた前田恒彦検事が、証拠改ざん事件で逮捕される前に結論が出されていた点に触れ「審査会が今日開かれていたら、違う結論だったのではないか」と皮肉り、「議決書には『(検事への)供述は信用できる』と書かれているが、その調書が信用できないことが問題になっている」と強調した。

 民主党の三宅雪子衆院議員(比例北関東)は「早く判決で無実が証明されてほしい。党内から(小沢氏の処遇に関する)極端な意見が出なければいいと思っている」と淡々と語った。「小沢ガールズ」の代表格の田中美絵子衆院議員(比例北陸信越)は秘書を通じ「推移を見守りたい」とだけコメントした。

 「起訴は当然」と語るのは国会で小沢氏の政治とカネ問題を追及してきた自民党の西田昌司参院議員(京都選挙区)。「国民がおかしいと思ってきたことを、民主党は一切調査してこなかった。国民に説明すべきだ」と語気を強めた。

 同様に小沢氏の資金問題を追及してきた同党の小里泰弘衆院議員(鹿児島4区)は「(小沢氏は)これまで参考人招致や証人喚問から逃げてきたが今度こそ国会で説明すべきだ。小沢氏を代表選に出馬させ、大勢の議員が支持した民主党の責任も重い」と批判した。

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 小沢代議士・民主党元代表が、 いわゆる陸山会事件について、検察審査会から起訴相当の再議決を受け、強制起訴されることになりましたね。検察としては、有罪判決を勝ち取る自信がないから不起訴としていたのでしょうが、このまま不起訴のままうやむやになってしまうのは、国民としては納得がいかないと思うので、この検察審査会の議決は妥当だと思います。

 そして、小沢代議士はこの起訴議決を受けて、まずは一旦議員辞職をすべきだと思います。例えば公務員の場合、刑事事件で起訴された場合、休職をよぎなくされるのが通例で、有罪が確定されると刑によっては失職にもなります。起訴されただけでは、まだ有罪と決まったわけではなく、法的には推定無罪ですが、十分に嫌疑がある状態、限りなく黒に近いグレーで、しかも問われているのは、政治家の立場を利用した犯罪についてですから、有罪が確定するまでずっと、国民の代表として議員を務めてもらうことに、甚だ違和感を感じます。

 本当は、刑事事件で起訴された国会議員は、裁判が結審するまで、休職、その間の給与や歳費の支払いは保留、有罪が確定した場合は失職という法律を制定してほしいのですが、国会議員が自分達の不利になるような法律をやすやすと作るはずありません。こういうケースでは政党が離党勧告、国会では議員辞職勧告決議案を採択、国民も辞職を促す世論を作っていくしかないのでしょうが、現実にはそれでも議員辞職しないでしょうね。

 もしここで、スパッと議員辞職をし、無罪を勝ち取った後、悲劇のヒーローとして選挙に臨めば当選間違いなしでしょう。しかし、このままズルズルと疑惑を引きずったまま議員を続け、結果的に有罪となった時はもう政界復帰はありえないでしょう。ここは、『身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ』と行ってほしいところです。 

 しかし、検察審査会の議決で起訴にはなりますが、検察自身は、現段階では有罪まで持っていける自信はなさそうです。一審の判決が出ても、控訴、上告となり、最高裁まで行きそうですね。国民の代表たる政治家の犯罪、これが今後どう裁かれるか注視したいと思います。

 

〈整体師の味方コメント〉

 いざ自分の事となると、スパッと行かないものですが、それができるかどうかがその人の器の大きさだと思います。

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