卒業時期なので、持論を。

受験もほぼ終わり、後は国公立大学の後期の合格発表を待つくらいでしょうか。そしていよいよ卒業式のシーズンですね。私は昨年、下の娘の高校の卒業式に出席することが出来て、感動したのを憶えていますが、もう1年経つのですね。早いものです。

ちなみに、小学校を一日も行かなくても地元の公立中学校に入学出来ますし、中学校を一日も行かなくても卒業出来ます。これはいったいどういうことを指すのでしょうか。良いことなんでしょうか?悪いことなんでしょうか?もちろん諸事情から学校に行きたくても行けないケースがあり、その方達の心情を傷つける意図は毛頭ありません。そのあたりはどうぞご承知おきの上、読み進めてください。

中学校までは義務教育です。大人は子供に等しく教育を受けさせる義務があります。当然子供は教育を受ける権利を有します。これらのことは憲法で保証されていることは誰しもが知っていることですよね。そして高校からは自分や親、その家庭で進学するか、何かの訓練を受けるか、世に出て働くかを決めます。このご時世ではほとんどが高校に進学をしますが。

もう一度言いますが、最低限の(中学校卒業程度の)教育を受けることは権利なのです。なのでそれを放棄しても構わないのです。しかし一旦放棄してしまうともう元には戻せないのです。小中学校を卒業するという一面にはそういう面があるのです。そういうふうに考えた方いらっしゃいますか?なので、中学校を一日も行かなかったので、10年後、20年後に勉強したいからもう一回中学校に行かせてほしいと言っても駄目なのです。もう卒業してしまっているので。公費で学ばせてもらえるチャンスは一度切りです。

高校(たとえば定時制とか)なら合格すれば通えるかもしれませんが、教える内容は高校レベルからです。中学までの学力があるのが前提です。無知無学のため、自分が何を教えてもらっているかまったく理解出来ない授業を受けるのはきっとつまらないでしょう。学ばずせずして小学校、中学校を卒業してしまうことは全然ラッキーではないのです。もちろん、授業を受けずとも教科書を一読すればすべて理解出来、もっと上のレベルを自学する子には座学の授業は不要かもしれません。それでも将来社会に出て、携わる人間関係を円滑に進めるためには、子供のうちから自分と他人、個人と集団などの関係性を学校生活で学ぶことはとても重要であると考えます。

損得で考えるのはどうか言う人もいるかと思いますが、イジメや外的要因で学校に行けないならともかく(この場合はこの場合で学校が解決しないといけない大問題ですが)、とくに病気で起き上がれないとかでないなら、学校を休み続けても小学校や中学校を卒業出来るというのは得どころか大損でしかないとまずは自覚するべきです。大人が教育を受けさせる義務を果たすのは1回きり。冷たい表現をすれば「卒業出来る」のでなく、大人側の「義務終了」なのです。もちろんほどんどの親も先生方も義務感などでなく、子供たちの将来に役立つためにと願って教育をしています。しかしなかなかうまくいかないのが現実ですが。

また卒業は次のステージに進む第一歩でもあります。晴れの門出を祝うとともに、希望に胸を膨らまし、自分に期待し可能性を信じて邁進して行ってもらいたいと思います。冷たい言い方をしましたが、自分が望めは学び直しのチャンスはいくらでもあります。そうして成りたい自分に近づいて行きましょう!

ということで、勉強に疲れから、たまには整体を受けにいらしてみてください。肩凝りや背中の凝り、ついつい猫背になってたりしませんか?小中学生のための40分コースもあります。

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