「そだねー」は、魔法の言葉

 日本選手大活躍の平昌冬季五輪も終わり、早や明日から3月ですね。そろそろ暖かくなってほしいですが、気温や気圧の大きな変化や、花粉も気になりますね。インフルエンザの猛威が落ち着いてきた感じですが、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

 さて、今年の冬季五輪、羽生選手の連覇、小平選手の女子スピードスケート初の金メダルなど、日本選手の活躍が伝えられましたが、もっとも話題になったのは、見事、男女初となる銅メダルを獲得した女子カーリングのチームではないでしょうか。

 その中で、試合中に選手が掛け合っていた「そだねー」が、早くも今年の流行語大賞にノミネートされるのではと期待が。メダルも獲得してるし、マスコミの出演やCMの依頼も殺到しているらしいですから、可能性は十分にありそうですね。こうやって、日本のスポーツ界が盛り上がって、その機運が東京五輪につながればいいなと思います。

 女子カーリングチームの人気は、カーリングの面白さや、選手達活躍ぶり、はつらつさだけでなく、私は、「そだねー」の言葉にこそあるのだと思います。もっと言えば、「そだねー」が、日本チームにメダルをもたらしたと言っても過言ではないとさえ思っています。

 どういうことかというと、「そだねー」(そうだね)は、その言葉どおり、相手への同意や承認を示す言葉です。相手を肯定するポジティブワードです。ですから聞きていて、とても心地がいいんです。あの高いトーンの、「そだねー」がスーッと耳に入ってくると、なんだかそれだけで元気が出てくるんですね。今の自分が肯定されてる気分になれるんです。人は誰だって、誰かに「そだねー」って言われたいんです(私も!)。

 カーリングのような頭脳戦のスポーツで、作戦を立てたり、意見を言ったりしてる時、間髪入れずに、「そだねー」って仲間に言ってもらえると、自信になりますよね。そしてチームに一体感が生まれます。自然に意思が統一され、まさにチーム一丸となって、世界の強豪と渡り合えたのだと思います。

 心理学者のマズローが提唱する欲求五段階説は有名ですが、その第四階層の承認欲求を満たす言葉が、この「そだねー」なのです。チームメイトを承認し合う中で、自己をも承認し、自信につなげていく。今考えれば、メダルは取れて当然の、最強チームだったのかもしれません。予選リーグでは、優勝したスウェーデンに、日本は勝っているんですから。

 そう考えれば、「そだねー」は、まさに魔法の言葉と言えるのではないでしょうか。時にはディベートのような意見交換も必要でしょうが、いちいち人のいうことに反対するのでなく、ちまちまあげつらうのでなく、「そだねー」と一緒に前を向いて進んで行く、それが成功の秘訣になるのではないでしょうか。

 (そして、今日のオチ) ちなみに、昨年の流行語大賞ノミネートに、「ちーがーうーだーろー」がありましたね。子供達が、ふざけて言い合っているのを聞いて、あまりいい気分はしていませんでした。今年は、「そだねー」のような、聞いていて気持ちよくなるような言葉が流行ってくれればいいなと思います。

 

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