「今日の仕事は楽しみですか。」について

  Yahooニュースを読んでいると、「今日の仕事は楽しみですか。」の広告が見る人の心を折るなどの批判を受けて一日で終了になったいう記事がありました。

 私は整体師になる前、会社員時代というよりもっと前から、仕事は生活の為のもの、お金を稼ぐ手段としか考えていませんでした。だから辛いのは当たり前だし、なんだったら報酬(収入)は苦痛の代償くらいに思っていました。ですから当時に自分がこの広告を見たら大変腹立たしく、「何を言っているんだ?楽しみなわけないだろう?!」と文句を言っていたと思います。

 そう考えると、今の多くの人達も多かれ少なかれ私と同じような思いで、日々お仕事をされているのだと思います。しかし私はおよそ20年前、「この考えではいけない。仕事に殺されてしまう。」と気づいたのです。当時過労やストレスでひどい腰痛に悩まされ、生まれたばかりの愛娘の顔も満足に見れない日々が続いていました。収入は人並み以上にあったと思いますが、自分のイメージではその分仕事での苦痛が大きく、それが収入に転嫁されているいう考えでした。

 今の整体師と空手指導員という仕事は、不安定でボーナスもないし、収入も会社員時代と比べて多くはありません。経済面での裕福さはまったく感じません。それどころか新型コロナが急拡大し、学校が休校になったり、一度目の緊急事態宣言が出た時期は本当に辛かったです。二度とあんな思いはしたくありません。

 しかしそれでも私は、あの時転職を決断し、今の道に進んでよかったと本当に思っています。それは日々、今日の仕事が楽しみでしかたないからです。やりたい事・好きな事を仕事にするのは容易ではありません。好きな事を続けるために好きでもない事、やりたくない事をするのはザラです。しかも好きな事を始めるだけなら誰でも出来るのですが、それを継続するとなると並大抵の努力が必要になってきます。そうまでしてでも、私は好きで今の仕事を続けています。それは、この仕事が単に自分の生活費を稼ぐ手段ではないからです。

 当整体院には、腰痛肩こりだけでなく、様々な症状・状態の方が来院されます。その症状が解消・改善・緩和され、患者さまから「ありがとう。助かったよ」の言葉を聞くと、「仕事って、誰かの役に立つことなんだな。」「収入を得るって、誰かの為になったからその証としていただけるって意味なんだな。」ってしみじみ思います。もちろんこれは私の仕事から側面ですが。また空手指導でも、生徒達(子供達)のこれから人生が少しでも良い方向に進んでくれるように、その人生の選択時に空手道の教えが少しでもプラスに働いてくれたら、こんなにうれしいことはありません。

 ですから、私は、「今日の仕事は楽しみですか。」に嫌悪感や違和感を覚える人の気持ちも十分に分かりますし、そのまま、「はい」と答えられる人がいるということも理解できます。でもおそらく、日々目の前の仕事に終われ、多忙な日々を送る人がほとんどでしょう。それでもこのコロナ禍の中、仕事があるだけまだマシだろうという人もいるかもしれません。ついつい働き過ぎてしまい、またそれと同等の働きぶりを他人に求めてしまいがちな日本ですが、たまにはふっと肩の力を抜いて、少し高いところから現状を見渡したり、今の自分を客観視出来る目を持ちたいですね。

 そんな切替スイッチに、ぜひあさひ整体センターをご利用ください!(最後に宣伝。。。) 

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