習い事で教わる時、すんなりと入らない場合ありますよね。全然集中出来なくて、ついふざけちゃって。私の少年時代もそんなものでしたからよく分かります。でもそれって本当にもったいないんです。これから例える話しを聞けば分かってもらえると思います。
｢馬を水辺に連れて行く事は出来ても、その馬に水を飲ませる事は出来ない｣
このことわざは本当に真理をついていますね。コーチングの原則をも表していると思います。どんなにコーチが良い指導法を考え、実践しようとしても、それを行い技量を身につけるのは生徒・選手本人です。これでもピンと来ない人にはこんな例えはどうでしょう？
お母さん(母親限定はダメ？)が貴方達のためを思って栄養バランスの取れた美味しい料理を作る事は出来ても、食べさせる事は出来ません。作って目の前に置くまでだけ。口に入れて飲み込んで消化して、自分の血肉に出来るのは食べた本人だけです。当たり前ですよね。
では貴方は、そのせっかく作ったお母さんの料理、無下(むげ)に出来ますか？まったく箸をつけないでそのままゴミ箱に捨てれますか？コーチの指導内容を実行せず、ふざけたり、手を抜いたり、話しを聞こうとしなかったりするのはそれと同じ事です。
また、学校の勉強でも同じ事です。ごはんを食べない、栄養をまともに取らなければけっして大きくはなれないように、知識や教養を吸収して来なかったら、人の内面は成長しません。宿題をしていかないでも、言い逃れ出来て怒られなかったらラッキー！なんて事はありません。反対に美味しいごはんを１食抜いたのと同じくらい損をしているのです。
かく言う私は、大学時代よく授業をさぼってました。単位さえ取れたら問題ないだろうと。しかしそれはせっかくの学びのチャンスをゴミ箱に捨てていたのです。実にもったいない事をしました。
習い事は、今自分に足りないものを与えてくれるチャンスの場です。利用しない手はありません。しっかりと我が身に取り入れ、心と頭の栄養に使いましょう。実りある人生の一助になるはずです。
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