呼吸と内臓ほぐしで身体を活性化

腹式呼吸/ドローイン

腹式呼吸について

 整体を受けるようになってから、腰痛や肩こりの解消の他に、

「冷えやむくみが軽減された」「胃腸の調子が最近いい」
「身体が軽くなった」

などのお声をいただきますが、これは主に、内臓がほぐされることにより、血行が促進され、自分自身(内臓)が自己回復をはかれる状態になってきたことを意味しています。

 でも本来、人間には十分な自己回復力が備わっているはずです。それを妨げている要因のひとつとして、睡眠時の呼吸の仕方があるのではないでしょうか?

 通常、睡眠時は副交感神経優位となり、呼吸も自然に横隔膜を上下運動させる腹式呼吸に移行します。腹式呼吸は、肺を上下方向にも膨らませることによって、より多くの大気を摂り込み、身体から不要になった空気を十分に排出します。この際に、横隔膜が上下運動することによって内臓が動かされ、刺激を受けることによって、内臓の血行が促進され、内臓の一日の疲労がとれ、回復していくのです。

 これが、過労やストレスなどにより、ふとんにはいっても交感神経優位のまま眠りにつくと、腹式呼吸に切り替らず、胸式呼吸のままで夜を過ごしてしまうことがあります。こうなると取り込む大気も少なく、内臓も抑えつけられたままで自己回復もままならず、一日の疲れもとれないまま、朝を迎えることになります。とくに、おおいびきをかいている人ほど、注意が必要です。これを読んで今、「そんな事言ったって、眠っている自分の呼吸をコントロールするなんてできない!」と思った方、では、呼吸法を練習してから寝てみましょうか。

 下記の方法で腹式呼吸法(ドローイン)を寝る前にふとんの上で、10回~20回ほどやってからおやすみになって下さい。はじめは、ぎこちなく感じ、効果も薄いかもしれません。でも、だんだん慣れるにしたがって呼吸が楽になり、気持ちがゆったりとして眠りにつき、爽快な寝覚めを迎えることができるでしょう。

STEP1. ポーズ

 まず、はじめにゴロンと仰向け、つまり上を向いて寝転がって下さい。この時、両手はおなかの上に置き、膝は立てておきます。足を自分の肩幅くらいに広げ、膝を内側に向け膝同士をくっつけると姿勢が安定します。

ポーズ
ポーズ

 STEP.2 呼気(息をはく)

 STEP.2 呼気(息をはく)

 呼吸とは読んで字の如く、息を吐くことから始まります。まず、両手をおなか、みぞおちの少し下のところに当てます。次に頭の中で4拍~5拍(4秒程度)数えながら両手でおなかを押し込むようにしながら必ず口から息を吐いていきます。

※無理に押し込もうとすると肩に力が入りやすいのでおなかも引っ込めるように意識してください。

 STEP.3 呼気(息を吸う)

 STEP.3 呼気(息を吸う)

 息を吐いたら、今度は吸います。吸うときは鼻からです。

 頭の中で4拍~5拍(4秒程度)数えながら、おなかで両手を押し上げるようにおなかを膨らましながらゆっくりと鼻から息を吸っていきます。

 STEP.4 呼気(息をはく)

 STEP.4 呼気(息をはく)

 息を吸ったら再び息を吐きます。今度は、頭の中で8拍~10拍(8秒程度)数えながら両手でおなかを押し込むようにして、吸った時の2倍の時間をかけ、さらにゆっくりと口から息を吐いていきます。

※はじめに1~4をおこない、次からは3と4のみを順次繰り返し10~20回おこなってください。
 慣れてきたら、呼気と吸気の拍数を、だんだん増やしていってみてください。
 がまんくらべではありませんので、けっして無理はしないでください。

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