意外とまっすぐには進めない。

 先週、土曜日の午後を休診にして、加盟する極理整体師連理協会の学会に出席してきました。学会では、内臓テクニック(腹部のほぐし)の技術チェックが行われました。大輪理事長自らモデルとなり、協会員らの内臓テクニックを受けてくださいました。  私は、普段から施術でも使っているテクニックですし、春日部本校の講師も勤めていますので、多少自信があったのですが、理事長から、「ここから!というところから届いていない。」、「内臓テクニックというものが本当には分かっていない。」との指摘を受け、自信は見事に打ち砕かれました。たしかに、ソフトにやらなければ・・・という意識が先行し、押圧の加減が弱かったのかもしれません。しっかりと修正し、今後の施術に活かしたいと思います。  整体教室でもいつも感じてるのですが、「同じ先生から教わっているのに、どうして生徒同士はこんなにもカタチが違うんだろう?」と不思議に思いながら指導をしています。まあ、それでもやろうとしていることは一緒のはずなので、ギリギリ理解の範囲なのですが、整体師養成校を修了し、自分で施術を始めると、人それぞれかなり違いが出てきます。他の協会員の腹部のほぐしを見ていたら、みなそれぞれ押圧のかけ方が違うので、興味深く見させていただきました。やはり、理事長からOKをもらえる人は一人もおらず、それぞれにアドバイスを受けていました。  以前このブログで、「私は整体教室で指導をしつつ、実は学んでいる」というようなことを書きましたが、その私でさえ、やり方に自己流がまざってきます。連理協会に加盟し、開業している方でも、まして連理協会には加盟せず、独自にやっている方などは、「自分は、教えられたとおりにやっている」と思っていても、気がつけばまったく違うやり方になっている、なんてことになっていても不思議ではありません。  定規がなければ、なかなかまっすぐな線が引けないのと同じように、基本の技術を忠実に守っているつもりでも、自分だけでは、意外に横に逸れていたりするのです。基本はとても大事です。自分の施術に迷いが出た時は、原点に帰らなければなりません。その原点が、自分が身につけたはずの基本にあります。基本があってはじめて応用があります。それぞれタイプの違う患者さんに合わせて応用させながら施術するのですが、ときに応用が上手くいかず、負の連鎖が起こることがあります。その連鎖を断ち切るために原点に帰って考えるのです。  今、みなさんはそれぞれの整体師養成校で整体の基本を学んでいると思います。その基本を出来るだけ多く反復練習し、考えなくても勝手に手や足が動くくらい身体にしみこませてください。どれだけしっかりと基本を深く身につけることができるか、それがプロになってからの施術に大きく影響します。  そして、時には、自分が基本を見失っていないかチェックできる環境を用意しておくことをおすすめします。ここだけの話しですが、私は、基本をすぐに忘れてしまうので、それを忘れないように整体教室の講師を勤めているといっても過言ではありません。 ~:~:~:~:~:~:~  私が、読んでいるメルマガにこんな記述がありました。みなさんはどう感じましたか? >私の唯一の救いは、師匠をずっと師事し続けたことでした。 >だから今があります。 >師匠を理解できない時期だってありました。 >けどそれは師匠を信じられないのではなく、自分自身を信じられなかった >だけなのだとも気づきました。 >周囲は淡々と変化するのみです。 >それをどう感じるか、どう受け止めるか。問題はそれだけなのです。 >相手のせいにしていては成長は止まります。 >師事しようと思った自分自身を信じることです。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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