素の自分タイム

 私は、越香会で師範代を務めている関係で、他の先生と交代で月に一度、明大剛柔流空手道部(体同連)の指導を担当しています。先週の土曜日がその指導日でした。  指導がある日は、午前中通常どおり、整体院で施術を行ってから、昼ごろ指導に出かけ、夕方また整体院に戻ってきて、患者さんへ整体を施すという流れです。普段はほとんど、たまに見本の動きを見せるだけで、口頭にて指導をしているのですが、しかし、その日はたまたま、夕方からの予約が入っておらず、陽気もよく、身体が動きそうだったので、組手稽古を学生たちといっしょになってやりました。  年齢も倍ほども違うおじさんが若者を相手にするのは、しんどいですが、久しぶりに真剣に身体を動かし、とても楽しく稽古できました。(←って、指導しに来たのではないのか?) もちろん、全体の状況を把握し、都度稽古内容を指示しながらやっていましたが、それでも、目の前の学生を相手する時は、組手に集中していました。この時、“素に戻っている自分”を実感したのです。そして、「やっぱり空手って楽しいなぁ。」、「オレって空手、好きなんだなぁ。」としみじみ思いました。  自分がやりたいことを仕事にできて、仕事にやりがいを感じ、仕事をするのが楽しいと感じる。仕事が趣味みたいなもの。これはこれで、すばらしいことですが、やはり、仕事以外に何かひとつ、“自分が素に戻って没頭できるもの”を持つといいでしょう。スポーツに限らず、芸術、娯楽、何でもいいと思います。どんなにやりがいのある楽しい仕事でも、仕事である限り、自分の好き勝手にはできません。仕事が大きくなればなるほど、責任も増すでしょう。おのずとストレスも溜まってきます。それが発散できなければ、具体的な体調不良につながることもあります。(ストレスがすべて悪とは言っていません) そのストレスの溜まった状態をリセットするのに最適なのが、“素の自分タイム”なのです。  自分の場合はそれが、たまたま空手道のようです。思えば、整体師を志す前、サラリーマン時代、業績な好調な時は、稽古によく行っていた時でした。ギックリ腰になった時は、2度とも忙しさにかまけて稽古がほとんどできていない時でした。どうも私の場合、ストレスの影響が腰痛となって表れるようですね。今は、日々、真向法をはじめとして、体調管理のためのストレッチなどを心がけていますし、何より自分の好きなこと(整体・空手道)をしているので、腰がつらくなることはありません。  ただ、土曜日の分、日曜日がとても忙しかったのですが(当日のお電話も1人お断りしてしまいました)、若干の筋肉痛や蹴りを防がれた時に当たった右スネの痛みを時折感じながら、施術中、トシガイもなく張り切ってしまった自分を少し反省していました。  でも、またやると思います。 ~:~:~:~:~:~:~  あなたは、素の自分に戻れる時間を持っていますか?  整体の技術向上ばかり気にして、それがストレスになっていませんか?  一度、他の何かでリセットしてから見つめ直すと、新しい発見があるかも。  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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