覚え方のコツは集中にあり

 昨日、深夜のバラエティ番組を見ていたら、暗記のプロ(津川博義先生)に芸人さんが難しい漢字を簡単に覚える方法を教えてもらい、ホントにそのとおりにできるかどうかの実験をやってました。疲れていたので、頭はあまり使いたくなかったのですが、面白そうなので、私もいっしょにやってみることにしました。  それは、「○つけ記憶法」というもので、漢字の一部に○をつけるだけというとてもシンプルな記憶法です。覚えたい漢字の中で自分が一番難しい・覚えにくいという部分に○をつけて、それのみをしっかりと覚えるというものです。例えば、藁(わら)という漢字は、“草かんむり”と“高”いという字と“木”という字に分けられます。そこで、“高”という字に○をつけて、しっかりと覚えます。すると、藁という字全体を簡単に覚えることができるというわけです。  実際にやってみると、意外にスイスイと頭の中に漢字が入っていきます。読めても書けない漢字の代表格の薔薇なんていう字も簡単に覚えてしまいました。「うわぁ!この津川博義先生ってヒトすごい!」ってTVの前で、ひとりで感心しきってました。でも、なんで○をつけるだけでこんなに覚えやすくなるんだろう?って疑問も湧いてきました。そのヒントはおそらく集中力にあると思います。  物事を覚えるには、少なからず集中力が必要になります。しかし、人が集中できる時間や一度に覚えられる量には限界があります。ですから、難しい漢字を目の前にしたとき、記憶力を漢字全体でなく、ある部分のみに限定させることによって、集中力を短期的に効率よく使えるのだと思います。手を動かして○をつける行為、それを目で追う行為も、今までおぼろげだった部分を、明確に頭の中に刻みつけるのに役立っていそうですね。部分のみを何回か繰り返し書くというのもいいと思います。   これは、他にも応用が効くものだと思います。何か覚えたいものがあれば、全部を一度に覚えるのでなく、対象をよく見て、分解して考えてみる。そして、その中でも一番難しいと思う事柄のみ集中して覚えるようにする。漠然と見るのでなく、何が組み合わさっているかを考えながら見るというのが肝要です。  整体では、よく「診立てが一番難しい。」と言われます。私も常々そう感じています。では、さらに一歩進めて、この考え方を、患者さんへの診立てに応用してみてはどうでしょうか。難しいと思われる症状もよく見て、分けて考えていけば、根本が見えてくるかもしれません。そのときに必要なのは、やはり集中力だと思います。 ~:~:~:~:~:~:~  この方法、骨格や筋肉、経絡の名称など覚えるのに役立ちそうですね。  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  ↓励みになります。↓1日1回のクリックおねがいしま~す blogRanking にほんブログ村 健康ブログへ
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