先日、いつもビジネスブログでお世話になっている、wom-tv担当の方からメールをいただきました。その冒頭が、「いつもお仕事お楽しみさまです。」 だったのでした。本来、「お仕事お疲れさまです。」 がふつうだと思うのですが、そこをあえて、『お楽しみ』としたところが、ウマイ!っと感心しました。
ねぎらいの言葉として、「お疲れさまです。」 はよく使う言葉です。なかには、『疲れ』という言葉がマイナスイメージになると言って嫌う方もいらっしゃいますが、私は、『疲れる』こと自体は悪いことではないと思っていますし、相手を思いやる良い言葉だと思って、私もふだんから使っています。しかし、この「お楽しみさまです。」もなかなか良いなと思いました。
実は私が、「仕事は、やりがいのある楽しいもの。」 そう思えるようになったのは、整体師になってからです。以前、メーカーに勤務していた頃は、たしかにやりがいや、達成感を感じることはありましたが、その一方で、二度のギックリ腰を経験するほどの過度なストレスを抱え、「つらい思いをした分が給料になっているんだ。」自分に言い聞かせながら仕事をこなし、「仕事が楽しい。」などとは簡単には口にできない状況でした。
それが今は、仕事が楽しいのです。患者が良くなるのは、患者さん自身の自己回復力のおかげで、私はそれを引き出すきっかけを作っているに過ぎません。それでも、私の手技で良くなるお手伝いができ、目の前で明らかに姿勢が良くなったり、コリや痛みが改善されて患者さんの笑顔が見れたりすると、とてもうれしくなるのです。
患者さんの良くなる瞬間に立ち会える喜びは、何物にも代えられません。よく患者さんに、「ほとんど休んでないんじゃないの?」「つらくないんですか?」「一日何人も続けて施術して、大変ですね。」 と声を掛けられるのですが、いつも、「好きでやっている仕事なので、逆に休みたくないくらいですよ。」 と答えています。だから、「いつも、お仕事お楽しみさまです。」 の言葉は、私にとって、まさにそのとおりなのです。もちろん、仕事が大変なときもありますし、疲労感も感じます。しかしその疲労はけっしていやなものではなく、翌日に引きずるものでもありません。充実感の表れくらいなものです。それに、好きで選んだ仕事で、ツライだ、イヤだなんて言ったら、それこそばちが当たりますよ(笑)
しかし、仕事の内容によっては、ほんとに「楽しい」などととても言えない、ハードな職種も多いですし、人員削減でひとり当たりの仕事量が増え、スケジュールがとても過密になってるケースも多いでしょう。それでも、今どうしてもその仕事をこなさなければならないなら、あえて「お楽しみさま」 で行ってみましょう。それでもなんとか仕事の中に楽しみを見出して、場合によっては作り出して、その仕事に臨んでみましょう。それで、仕事の見方が変わるかもしれませんし、ほんとに「お楽しみ」 が増えて来るかもしれません。
というわけで、私からみなさんに、
「今年1年、お仕事お楽しみさまでした!」
という言葉を贈ります。来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
~〈整体師の味方コメント〉~
整体業は、自分の仕事の成果がとても分かりやすい業種です。やりがいが持て、仕事の楽しさが実感できるのがなによりの魅力だと思います。しかし、成果を出すにはしっかりとしたテクニックを身につけることが必須です。そのための努力を惜しんではいけません。
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