心まで停電させてはいけない。○

 「停電中ではあるけれど、心まで停電させてはいけない。」、劇団四季の俳優さんがそうコメントしてるのを、今朝のTVで見ました。自粛すべきところは、当然あると思います。しかし、みんなでじぃっとガマンだけして、動かないでいても事態は好転しません。できる人はできるだけ普段どおりに、しっかり前を向いて日々の生活をしていくことが大事なのだと思います。

 震災の翌週は、毎日のように計画停電があり、すっかり生活や仕事のペースが乱されました。そこへ来てのガソリン不足、モノ不足(本当は足りているのに)、街の道路からは自動車と灯りが消え、思えば、そんな雰囲気の中で、私も心を停電させていたようです。

 患者さんを元気にするはずの整体師がこれではいけないと気づき、その後は前向きに明るく振舞うようになりましたが、今日の「心まで停電させてはいけない」のコメントを聞いて、まさにそうだなと思いました。実は、先週の木曜日、家族サービスで幸手まで『塔の上のラプンツェル』を観に行きました。とても面白かったのですが、館内はガラガラにすいていました。たくさんの人に見ていただきたい良い作品なのに、残念です。

 映画を観終わったあとは、いつも心に抱えたままの、もやもやとした得体の知れない不安感が吹き飛んでいた気がしました。また明日からがんばろう!という気になれました。中には、「映画を観るお金があるなら募金したら?」という人もいるかもしれませんが、それは違います。募金もして映画も観る、そして元気になって、お仕事がんばってまた募金する、が正解だと思います。

 人は食べる為に生きているのではありません。活きる為に食べるのです。それは心も同じです。劇団四季の俳優さんが言ってたように、活きる為には心にも栄養が必要です。そうして心身に栄養を補給して、自分が成すべきことを成すのです。節度ある行動は大切ですが、お花見や観光、娯楽はおおいに結構だと思います。知恵を出せば、節電と経済活動の両立は可能なはずです。ひいてはそれが東北の一日も早い復興、日本全体の復活につながるものと思います。

 ここ数日停電がない日が続き、生活のリズムが安定してきました。やはり普段どおりの生活が一番です。みんなの心を停電させない為に、夏の計画停電は回避させることは必須です。「このままでは、計画停電は不可避」ではなく、「こうすれば、計画停電は回避」という実現可能な案を政府は示すべきです。  

 

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