カゼを引いてました。○

 実は、今週月曜、火曜と体調を崩し、カゼを引いていました。発熱があったので、月曜には近くの医院に行き、インフルエンザの検査をしたのですが、結果は陰性。医師の診断もいわゆるただのカゼというものでした。このブログを書いている時点では平熱に戻っているのですが、やはり身体の中で、何かの菌やらウイルスやらと闘っていたらしく、少しダルさが残っています。ちなみに、整体院の方は、インフルエンザが陰性だったので、いつもより、手洗い・うがい・消毒をまめにした上で、患者さんへの直接の接触も最小限に抑えてながら、通常どおり行いました。

 今回の自身のカゼについて、あらためて考えてみました。ここからは少し東洋医学や整体的な物の考え方になるのですが、思うに、冬から春へと身体の調子がうまく切り換わらず、一時的に体調が乱れ、免疫力が落ち、風邪(ふうじゃ)にかかったのではないでしょうか。東洋医学では、人は、自然の流れに逆らった時、または自然の流れが乱れた時に病にかかるとされています(図説 東洋医学《基礎編》より)。ちなみに、最近CMで流れている、「女性は7の倍数、男性は8の倍数の歳ごとに、身体に変化が・・・」というアレが東洋医学です。

 しかし、カゼを引くことは必ずしもマイナスとは限りません。整体では、『カゼの引けない身体』こそ良くないと考えます。カゼの諸症状を考えてみてください。発熱・セキ・くしゃみ・鼻水、人によっては下痢や吐き気など、これらに共通するものといったらなんでしょう?それは『瀉(しゃ)』(またはさんずいに写)。「身体の外に流し出す」という意味です。人の身体は、足りない物を補い、邪魔になった物は流すという『補瀉の原則』で成り立っています。一時的に体調を崩しても、この原則が維持されれば、身体は自然と回復します。カゼを引くというのは、身体の中に溜まった邪魔ものを一気に出してしまおうという、身体の自然な反応なんですね。

  季節の変わり目、三寒四温、厳しい寒さの中にも、午後の日差しには、もう『春』を感じます。そろそろ越谷梅林公園も見ごろが近づいてきますね。縮こまった身体をうーんと伸ばして、ゆっくりとストレッチから始めてみましょう。少し大きなストライドでウオーキングをしてみましょう。春を待つのではなく、自分から春を迎えに行きましょう。今回のカゼは、私にそう教えてくれたような気がします。 

 身体が固すぎてぎこちな~い!という方、それでは、整体を一度受けに来てください。しっかりと貴方の『伸び伸び』のお手伝いをいたします。

 

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