難が有るからこそ、有難う。○

 セリーグで、先週早々と巨人の優勝が決まりましたね。中日ファンの私としては、この『断トツ2位』状態は悔しい限りです。難しいとは思いますが、CSで勝ち上がって、2年前と同じく2位からの日本一を狙ってほしいと思います。

 さて、その巨人ですが、TVのインタビューで阿部捕手が、今シーズン調子が出なかった時に、原監督から「難が有ると書くから、『有難う』なんだ」とアドバイスをもらったというエピソードを披露していました。それを聞いて私は、そう来たか~、やられた~、と感心してしまいました。

 当然本来の意味は違います。元々は、めったに無い事、有るのが難(かた)い事を指します。しかし、「難が有ることをありがたいと思う」気持ちこそ大事、そういう考え方が出来る人が成功を収めるのだと思います。難しい局面にぶつかるからこそ、知恵を出し、工夫をし、乗り越えようと努力します。その努力する姿勢こそが成長の源です。それは誰であっても、いくつになっても、変わらないでしょう。

 逆に、難しい事にひとつもぶつからない、まったくストレスのない日々ではどうでしょう?一見幸せかもしれませんが、そんな刺激のない毎日ではつまらないでしょうね。一難去ってまた一難、苦難の連続というのも困り物ですが、壁があれば、「当って砕けろ!」“Break through!” 人間がんばれば何とかなるもんです。けっこう無理目の困難を乗り越えた時のガッツポーズは、気分いいですよ。

 ちなみに“Go for broke!”は、全てを賭けるとか、とことん最後までやるという意味です。breakの過去形でもあるbrokeは、無一文でという意味の形容詞なので、さしづめ、やぶれかぶれみたいな意味になるんでしょうか。それと、建築用ブロックのほうのつづりは、Blockです。つまり、壁のブロックに当って砕けろみたいな意味で、“Go for block!”と使うのは誤りなんですね。

 

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