たんぽぽは、タフだなあ。○

 お彼岸を過ぎたあたりから、急に冷え込んで来て、涼しいを通りこして、寒いくらいになったと思ったら、台風が去って、いきなり真夏日に逆戻りしたりと、気温の変化に体がついていかないですよね。体調管理がとても難しい時期、寒暖差アレルギーになったり、風邪を引いたりする人が目立っています。みなさんどうかお気をつけを。

 ちなみに、10月の30℃超えは、7年ぶりだそうです。7年前、開院直前の10月上旬、石垣島の先輩の整体院を訪れていたのですが、その時羽田空港での気温と、石垣空港の気温が同じだったのを憶えています。あの時も暑かったですね。石垣の海はとてもきれいで、海水浴も満喫できました。良い思い出です。

 先日、暑さも一段落したので、整体院の周辺の雑草を刈っていたのですが、アスファルトのすき間からまた、たんぽぽが生えて来ていました。本当にたんぽぽは、タフなんですね。アスファルトですから、根っこまでは取れないのですが、それでも地上面はきれいに刈っているのに、また何ヶ月かすると生えてくる。スゴイ生命力ですね。

 ご存知の方も多いと思いますが、そのタフさの源は、根にあります。たんぽぽは、地中深く深く根を張ります。深く長く根を伸ばせは伸ばすほど、その根に多く栄養を蓄えることができます。ですから、茎や葉を刈られて、光合成がまったくできなくても、枯れずにまた芽を出すことができるのです。このタフさ、私も含めて、今の日本人に必要だとは思いませんか?

 失敗した時、誰かに叱られた時、何をしてもうまくいかない時、反省はしても、落ち込むことはありません。「ああ、もう消えてしまいたい。」というような恥ずかしい思いをしたり、嫌な思いをしたりすることもあるでしょう。そんな時は、たんぽぽを思い出してみてはいかがですか?茎や葉は刈られ、一見消えた状態になっても、死んでおらず、しばらくしたら、何事もなかったかのように復活して、花をつけ、綿毛を飛ばします。そうです。今この瞬間ダメでも、次復活したらいいんです。

 そう思えば、失敗も怖くありません。ダメだったら、やり直せばいいんです。チャンスはいくらでもあります。そのために、うまくいかない時は、騒がずじっと我慢して、根を深く長く張って、準備をしていればいいんです。ちょっとやってみて、ダメだったからといって、すぐ「あ~、ムリムリ」とか言わないで、失敗して少し恥ずかしい思いをしたからといって「ヤダヤダ、もうやらない」とか言わないで、チャレンジしてみてください。

 みんな、それぞれに、次のチャンスを物にできるだけの、根っこをきっと持っているはずです。無理だ、できない、と思っているのは本人だけで、周りはきっと期待しています。この世の中、そうそう『無理』なことはありません。たいていの事はなんとかなります。あきらめなければ、成し遂げることができます。

 刈っても刈っても生えてくるたんぽぽを想像して、そうは思いませんか?

 

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