声優・永井一郎さんの死を悼みます○

訃報:永井一郎さん82歳=声優、サザエさんの波平の声も 毎日新聞 2014年01月28日

 アニメ「サザエさん」の磯野波平の声などで知られる声優の永井一郎(ながい・いちろう)さんが27日、広島市のホテルで倒れているのが見つかり、同日死去した。82歳だった。

 広島県警によると、27日正午過ぎ、広島市中区のホテルで、従業員が浴室内に倒れている永井さんを見つけ、119番通報した。永井さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。26日に中国放送での仕事を終え、チェックイン。27日に帰宅のため、チェックアウトする予定だった。目立った外傷はない。永井さんの所属事務所によると、死因は心不全。葬儀の日程などは未定。

 永井さんは大阪府出身で、京大文学部卒。「ゲゲゲの鬼太郎」の子泣き爺(じじい)、「じゃりン子チエ」の小鉄、「YAWARA!」の猪熊滋悟郎(いのくま・じごろう)、「うる星やつら」の錯乱坊(さくらんぼう)役のほか、「機動戦士ガンダム」のナレーションなど数多くの人気アニメを担当した。また、「スター・ウォーズ」シリーズのヨーダ役など洋画の吹き替えやテレビ番組のナレーションも務め、幅広い年代のファンに親しまれた。著書に「バカモン!波平、ニッポンを叱る」などがある。

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 またひとり、昭和の大声優がこの世を去りました。声優・永井一郎さんの急逝は、昭和42年生まれのTVっ子だった自分には本当にショックです。昨年には、銭形警部でおなじみの納谷悟朗さんがお亡くりになり、つい最近では、星一徹でおなじみの加藤精三さんがお亡くなりになりました。みなさん80代ですから、「お疲れさま」「いままで、ありがとうございました」というねぎらいと感謝の言葉が良いのでしょうが、それでも、どうしても、「まさか」「まだ早いよ」という言葉が出てしまいます。

 永井一郎さんの声で印象深いのは、やはりガンダムのナレーションでしょうか。最近では、この前娘達と観たハリーポッターのダンブルドア校長ですね。声を聞いてすぐ、永井一郎さんの声だって分かるんですけど、ダンブルドア校長が本当にそうしゃべっているようにしか聞こえない。まさに名声優・大声優ですね。もちろん、小さい頃から観ていた『サザエさん』の波平の声は、昔と今とまったく変わらず、「声優さんって、歳取らないなぁ~」ってつくづく感心していました。でも、やっぱり誰しも、寿命は訪れてしまうのですね。本当にお疲れさまでした。

 声というものは、本当に不思議で、久しぶりに聞いても、「あぁーっ」と、その時の情景がぱぁーっと頭に浮かんでまいります。ブログにも書きましたが、昨年秋に、昔お世話になった方からのお電話で、それこそ20年振りくらいにお声を聞いたのですが、以前と変わらぬ、落ち着いたとても優しいお声でした。その時の自分は、間違いなく、学生時代、20代の自分に戻っていたと思います。

 また、3年ぶり、4年ぶりに患者さんから電話が掛かってきて、それまですっかり忘れていた(スミマセン)にもかかわらず、声を聞いた瞬間にフルネームとお顔を思い出す、なんてのもありますね。患者さんから「あの~、かなり久しぶりなんですけど、憶えていますか?」なんて聞かれても、「はい、○○さんですよね。ひどい肩こりの・・・」なんて受け応えして、ビックリされます。実は憶えているわけでなく、思い出すだけなんですけどね。

 ラインやメールが主流の昨今、それで簡単に用事が済んでしまうのですが、やはり声を直接聞くのは大事ですよね。「その人の声が聞きたいから電話する」というものりっぱな用事だと思います。      

 

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